
冬場は、冬鳥がいろいろやってくるので、都内や東京に近い公園でも、いろんな種類の鳥を観察することが出来ます。
その中でも、私が冬になると会いたくなるのが、ベニマシコやルリビタキ、ジョウビタキ、そしてミヤマホオジロなどです。
ちょこちょこ行く埼玉の公園にミヤマホオジロが入ったとの情報をネットで見たので、そのミヤマホオジロを探しに行ってきました。
行ったのは1月下旬と2月上旬の2回。
1回目はミヤマホオジロに出会うことが出来なかったので、数日後に再びチャレンジしました。
結果、2回目にやっと出会うことが出来ました。
今季、他の場所でもミヤマホオジロを探したりもしたんだけど、なかなか出会えたなかったので嬉しい出会いでした。
ミヤマホオジロ以外にもたくさんの野鳥に出会えたので、2回の探鳥で撮った写真を一気に紹介していきます。
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出会った野鳥の写真
今回撮影した野鳥は以下の14種。
ミヤマホオジロ以外にもルリビタキやジョウビタキが撮れました。
レアな鳥だとクイナやヒクイナに会えたのも嬉しかったな。
冬の公園は鳥の種類が多いので散策がすごく楽しいですね。
今回の記事は写真が多いので、ボリュームも多めになっています。
ミヤマホオジロ

こちらがミヤマホオジロです。
鳥との距離が遠かったので、写真はちょいとボヤっとしてます(笑)
冠羽と喉元の黄色、そして胸の三角模様が特徴の可愛い鳥です。

色が綺麗だし、冠羽が立つとかっこいいので、バーダーさんにも人気の高い鳥。
うちの近場だと見られる場所が限られているので、この鳥が出る場所にはたくさんのカメラマンが集まります。
なので出現ポイントは見つけやすい(笑)

藪の中にいることも多く、出てくるまで根気よく待つ必要がある時も多々あります。

私は待つのが苦手なので、1回目は見事に空ぶりました(笑)
なので2回目に行った時は少しだけ粘った。
その結果、何とか出会って写真が撮れたので良かったかな。
ただ、もうちょっと綺麗に写真が撮りたかったなぁ。
この冬の間に、可愛いミヤホ写真に再チャレンジしなくちゃ。
ヒクイナ、クイナ

この鳥はヒクイナ。
半夜行性の鳥で、日中は茂みの中にいることが多く、あまり見かけない鳥です。
私は今回初めてヒクイナを見ることが出来ました。

しかもすごく見やすい場所に出てきてくれたので、写真も綺麗めに撮ることが出来ました。

赤い体と目が特徴の鳥ですね。
尾羽がピコンと上がっているのが可愛いな(笑)

そして同じ場所に出てきたこちらの鳥はクイナ。
ヒクイナとは色と模様が異なりますね。
クイナは過去に見たことがあるんだけど、数えるくらいしか出会ったことが無いので、私的にはレアな鳥です。
ヒクイナとクイナ両方に会えたのはラッキーです。
ハシビロガモ

ヒクイナの後ろで休憩していた鳥はハシビロガモ。
とても大きな嘴を持っている鳥です。

この大きな嘴を水面に付けて水を吸い込み、水と共に口の中に入ってくるプランクトンを食べるそうです。
数羽でぐるぐる回りながら水を攪拌して、プランクトンを食べる光景はなかなか面白いです。
アオジ

こちらは漂鳥のアオジ。
夏場は山の中で繁殖をしますが、冬になると低地の公園にもやってくるこの辺りでは冬の定番の鳥。
淡い黄色が特徴の鳥で、とても可愛らしいです。

こちらはメスのアオジで、オスに比べると色が薄め。
表情が優しくて可愛いんですよね~。

こちらはオスのアオジで、顔の辺りがやや黒っぽい。
秋に公園に到着したばかりの時は警戒心も強く、近寄るとすぐに飛んで行ってしまったんだけど、冬も半ばを過ぎると公園にも慣れて警戒心も低めになります。
おかげで少し近くによって撮ることが出来ました。

園内のあちこちにいるので、いろんな場面で撮るチャンスがあります。
この写真は、園内の道で地面を啄んでいるところ。
枯葉でオレンジになった道の中を行く姿が、絵になっていました。

こちらは顔の周りの黒が強めなのでオスかな。
地面を啄んでいることが多いアオジですが、木に留まってくれると撮りやすくて良いね。

こちらはメスのアオジ。
柵の支柱の上に留まっているところ。
正面から見ると体の形が可愛いよね~。

この時期はまん丸のポテっとした体になって可愛いですね。
モズ

この鳥はモズです。
うちの近くの公園や河川敷などではよく見かける鳥。
肉食で見た目の可愛さに反して、結構獰猛な鳥です。
写真はメスで、モズもメスは優しい表情に見えますね。

角度が変わると凶悪な顔に大変身(笑)
鳥の顔って見る角度によって印象が変わるので面白いです。

こちらもメスのモズ。
ちょっとふっくらしてて可愛らしいですね。

そしてこちらはオスのモズ。
過眼線がメスに比べると黒いです。
過眼線のせいか、オスの方が凛々しく見えるかな。
ルリビタキ

こちらはルリビタキ。
ヒーヒーヒーって地鳴きをしていたので、その方向に行ってみたらいました。
メスかなとも思うんだけど、若いオスとメスはそっくりなので、正直どっちなのかわからない(笑)
もうちょっと背景が抜けている場所で撮りたかったなぁ。
ルリビタキは、夏場は山の中にいる鳥なんだけど、冬場は平地の公園にもやってきます。
冬の間に綺麗な青い個体も撮りたいな。
ジョウビタキ

こちらは冬の定番の鳥ジョウビタキ。
この写真はオスで、綺麗なオレンジ色の体と黒い翼が特徴。

この写真はジョビ君がかっこよく見えるかな。
イケメンに撮れてる気がする(笑)

こちらはふっくらボディになっているメス。
ジョウビタキはこのまん丸になった姿が一番可愛い(笑)

尾羽の付け根の淡いオレンジも素敵なのよね。
ヒタキ系の鳥は目が大きめなので可愛く見えるね。
エナガ

この鳥はエナガ。
都内の公園にも普通にいる留鳥。
北海道のシマエナガが有名だけど、顔の色の違い以外は大きさや鳴き声などほぼ一緒。
世間ではシマエナガがすごく注目されているけど、身近に同じような可愛い鳥がいるんですよね~。

小っちゃくてすばしっこいので、写真に収めるのには苦労するんですが、この写真はかなり近い位置で撮れました。
どう?可愛いでしょ!
都内でも見ることが出来る鳥なので、是非探してみてくださいね~。
シマエナガにも負けない可愛さがあると思う!
タヒバリ

この鳥はタヒバリ。
冬鳥でこの時期の公園の芝生や河川敷などでよく見る鳥です。
セキレイの仲間で、忙しなく地面を歩いていることが多いんだけど、この時は芝生に埋もれてました(笑)

おかげでなんか可愛らしい写真が撮れた(笑)

地面にいる鳥って、背景が抜けるように撮るのが難しいけど、この写真はカメラを地面すれすれに持って行って撮ってます。

ジッとしていてくれると、いろんな角度で撮れるからありがたい。
タヒバリが可愛く撮れたのは初めてかも(笑)
ツグミ

この鳥はツグミ。
こちらも冬の定番の鳥です。
今季はツグミが少ないって、いろんなところで聞きいていて、私もあまり会えていなかったんだけど、やっと増えてきました。
ツグミちゃん達、どこの行ってたのかな(笑)
毎年会える鳥に出会ないとちょっと不安になるけど、だいぶ増えてきたので一安心です。
地面をダルマさんが転んだをしてるような感じで、歩いたり止まったりを繰り返す行動が可愛い鳥です。
カワセミ

こちらはお馴染みの鳥カワセミ。
周りの草が枯れていて、カワセミのブルーがすごく目立ちますね。
うちの近くの公園では、カワセミが棲み着いてるところが多く、見慣れた鳥ではあるけど何度見ても撮りたくなりますね。
色も綺麗だし、動きも可愛い魅力的な鳥です。
スズメ

こちらはスズメの大群。
この時期は、ふくらスズメと表現されるくらいふっくらするので可愛いです。
この公園のスズメはやや警戒心が強めなので、近寄ると逃げちゃうので大きくは撮ってないけど、警戒心低めの子もたくさんいると思うので、近くの公園などでよく観察してみてください。
モッフモフになったスズメ、すごく可愛いよ!
ホオジロ

この優しい表情をした鳥は、ホオジロのメスです。
ホオジロも公園や河川敷などでよく見かける鳥です。
今回オスは撮れてないけど、オスはほっぺたが白くなっていて、それが名前の由来となっています。
今回の撮影機材
今回の撮影はこちらの機材を使用しています。
双眼鏡はこちら使っています。
軽量コンパクトでリーズナブル。
それでいて、結構見やすいので重宝している双眼鏡です。
冬の公園散策は鳥が多くて楽しいよ
以上、埼玉の公園散策のレポートでした。
今回は一番の目的のミヤマホオジロに出会えたので、それだけでも満足ですね。
それ以外の鳥もいろいろ見れたし、可愛く撮れた写真もいくつかあったので、撮れ高は良い方だったと思います。
冬場の公園は鳥の種類が多く、どの子もモッフリしてて可愛くなっているので、是非探鳥をしてみてください。
寒いので防寒対策をして、公園へレッツGO!!
野鳥撮影についてはこの本を参考にしています。
野鳥撮影の方法やマナーやルールなどが解説されていて、初心者におすすめの本です。