先日、木曽駒ヶ岳登山に行ってきました。
登山の目的は、景色を見ることはもちろんのこと、高山で見ることが出来る野鳥に出会うというのもありました。
今回出会いたかった野鳥は、ライチョウ、ホシガラス、イワヒバリなど。
登山自体は結構登りがきつかったんだけどね。
頑張って登ったおかげで、狙っていた3種の鳥に出会うことが出来ました。
この記事ではライチョウ、ホシガラス、イワヒバリの写真を載せていきます。
登山の詳しいことはこちらの記事に書いているので、良かったら見てみてくださいね。
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木曽駒ヶ岳のライチョウ
ライチョウは氷河期からの絶滅せずに残っている貴重な鳥の1種です。
日本では北アルプスや南アルプスの高山地帯に生息しています。
特別天然記念物にもしているされいます。
全長は40cm弱とそこそこ大きな鳥ですね。
木曽駒ヶ岳を含む中央アルプスでは、ライチョウは絶滅したとされていたんだけど、2018年に登山者が1羽のメスのライチョウを発見。
別の山から飛んできたと思われるこのライチョウの発見をきっかけに、中央アルプスにライチョウを復活させるプロジェクトがスタートしました。
乗鞍岳で生まれた卵や動物園で生まれた卵をメスのライチョウに抱卵させたり、乗鞍岳から家族ごと引越させたりといろいろな試みをした結果、今では自然繁殖に成功したそうです。
この様子はNHKの「ダーウィンが来た!」でも紹介されていました。
今では少しづつライチョウの数が増えてきているようです。
そんなわけで、木曽駒ヶ岳を登るなら是非ともライチョウに遭遇したいと思って、登山中辺りを注意深く見ながら歩いていました。
ハイマツ帯によくいるというのは聞いたことあるので、ハイマツ帯を中心に見てみるんだけど、ハイマツっていっぱいあるのよねぇ(笑)
なかなか見つけられないまま、木曽駒ヶ岳山頂に到着。
簡単には見つけられないんだなぁって思いながら下山していると、ライチョウの特徴的な声が!
ちなみに声は可愛くないです(笑)
声はこのサイトで聞けるので気になる人は聞いてみて。
すぐそばのハイマツの中からカエルみたいな声がしたので、しばらく待ってみたんだけど出てきてはくれなかった。
ハイマツの方をずっと眺めていると、一人の登山者が「向こうの方で見たよ」って教えてくれたので、そちらの方に行ってみる。
そしてハイマツの方を気にしながら歩いていると、遠くのハイマツ帯に白いものが見えたので、望遠レンズを覗いてみたらライチョウでした!
ハイマツの中から辺りの様子を伺うように顔を出してた。
時々、首がびよーんと伸びる。
しばらく観察していたら、ハイマツの中からノソノソと出てきてくれました(笑)
10月も下旬になると、ライチョウの体はだいぶ白くなっているんですね。
足がすごくモフモフで可愛い(笑)
鳥というより、動物の足みたい。
ゆっくり歩きながら、辺りの草を啄んでた。
そしてこのライチョウの周りをじっくり見てみてると、岩の陰にもう1羽隠れてた。
まだあどけない感じがするから幼鳥なのかな。
岩陰から辺りを見渡してました。
さらによーく見てみると別の場所にももう1羽。
草を突きながら岩場を歩いてました。
今年生まれたファミリーなのかな。
我々が見ていた位置からは20mくらい離れていたので、写真はややぼんやりしてるけど、出会えただけでも満足だな。
本当はもっと近くで見たかったので、近寄ってくるのを待ちたかったんだけど、この日のお宿が結構離れた位置に取っていたので、時間があまりなかった(苦笑)
植生保護のためにロープが張られているので、こちらからライチョウの方に寄ることは出来ないので、来てくれるのを待つしかないのよね。
結局遠めでしか見ることは出来なかったけど、合計4羽のライチョウを見ることが出来ました。
ここでライチョウを見ようと思ったら登山をする必要があるんだけど、立山あたりならもうちょっと楽にライチョウと出会えるらしいので、今度は立山に行ってみたいな!
模様が美しいホシガラス
続いて紹介するのはホシガラス。
白い斑点が特徴のカラスの仲間。
高山や森林に棲息していて、高い山を登山していると出会うことがちょいちょいあるみたい。
うちは高山を登ったのがこれが初めてだったので、この鳥に出会うのも初めて。
とても可愛らしい顔した鳥ちゃんでした。
ハイマツの実が大好物なよいうで、ハイマツ帯に結構いました。
そしてハイマツの中を出たり入ったりしていたんだけど、実を採っていたのね。
ハイマツの実を採って来ては、岩の上で解体して中の種子を取り出して食べます。
ハイマツが一面に広がっているし、そこら中に実が生っているので食べ物には困らなそうだった(笑)
松ぼっくりの中から上手に実を取り出すのよねぇ。
白い斑点の綺麗な模様をしていることから登山者からも人気の高い鳥です。
たまにホシガラスを見てライチョウって間違える人もいるみたいだけどね(笑)
確かに色味は似てるかな。
警戒心の低い鳥イワヒバリ
最後に紹介するのはイワヒバリ。
標高の高い場所にいる小鳥です。
警戒心がとても低いのか、めちゃくちゃ近くで見ることが出来ました。
人間の存在をまったく気にしてない感じ(笑)
おかげで望遠レンズが無くても写真が撮れちゃうくらい。
色は地味目だけど、美声の持ち主で、とても綺麗な声で鳴きます。
僕が見たこの子だけ警戒心が低いのかなとも思ったんだけど、ネット調べるとどのサイトにも警戒心が低いって書いてあった(笑)
山の上の方になると敵があまりいなくて警戒心も低くなるんだろうか。
結構あちこちで飛んでたし、声も聞こえたのでたくさん生息しているようでした。
高山を登った際には、出会いたい鳥ちゃんの1種です。
今回の機材
今回の撮影はこちらの機材を使用しています。
今回登山ではありましたが、頑張って超望遠レンズも持って行きました。
イワヒバリに関しては12-100mmでも十分撮れた(笑)
双眼鏡はビクセンのもを使っています。
軽量コンパクトでリーズナブル。
それでいて、結構見やすいので重宝している双眼鏡です。
高山の探鳥も楽しいが山登りは大変(笑)
以上、木曽駒ヶ岳の上で出会った野鳥でした。
木曽駒ヶ岳でライチョウに会うには、八丁坂を登る必要があるので、結構きつめではあります。
カメラを背負ってってなるとさらに大変なんですが、その甲斐があって念願のライチョウに出会うことが出来ました。
モフっとした体はとても可愛く、出会えて大満足!
その他に狙っていた鳥にも会えたので楽しい探鳥となりました。
高山での鳥探しもなかなか楽しいですよ!
野鳥撮影についてはこの本を参考にしています。
野鳥撮影の方法やマナーやルールなどが解説されていて、初心者におすすめの本です。