2023年の11月下旬から12月中旬にかけて埼玉の公園で何度か探鳥をしてきました。
この時期になると、冬鳥たちが続々と訪れるようになり、野鳥観察が楽しくなっていきます。
ジョウビタキやルリビタキなどのヒタキ系の鳥や、ホオジロやカシラダカ、ツグミなど、冬を代表する鳥にいろいろ出会えました。
そして、今回はモズのはやにえのシーンにも遭遇。
テレビで見たことしかなかったので、ちょっとテンションが上がりました。
秋から冬にかけての公園散策は楽しいですよ!
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出会った野鳥の写真
今回撮影した野鳥は以下の通り。
今回の目的はジョウビタキやルリビタキだったので、それに出会えたが良かったです。
この時期になるとジョウビタキとルリビタキには会いたくなりますね。
ツグミやカシラダカなどの冬鳥も来ていて、園内が鳥で賑やかになっていました。
ジョウビタキ
まずはこの時期を代表する鳥ジョウビタキ。
秋になると日本にやってくる冬鳥で、ここ最近は渡らないで長野のやや標高の高い場所で繁殖する個体も増えてきています。
オスは鮮やかなオレンジ色に真っ黒な顔した、ちょっと派手めの色をしています。
背中には白いワンポイントもあって、オシャレな感じの鳥ちゃん(笑)
うちの近所にも飛んでくるし、公園に行くとそこそこ出会いやすい鳥。
比較的低い場所に留まってくれるので、写真も撮りやすいのも良い点。
結構開けた場所にいることが多いので、比較的見つけやすい鳥でもあります。
写真撮ってたら、こっち見た(笑)
正面顔も可愛い鳥です。
気温の低い日なんかは、ちょっと丸みを帯びた感じになって、さらに可愛くなります。
珍しい鳥ではないんだけど、この時期になると会いに行きたくなる鳥ですね。
こちらはジョウビタキのメスのジョビ子さん。
オスと違って色は地味です。
でも目がハッキリとわかるので、ジョビ子さんの方が可愛い顔に見えるね。
ジョビ子さんが膨れるとこんな感じになってこれまた可愛い。
尾っぽをピロロロンって震わせる仕草がとてもキュートです。
尾羽の付け根あたりが、ほんのりとオレンジ色なのも可愛いのよね~。
観察しているとすごく癒される鳥ちゃんです。
ルリビタキ
こちらの鳥はルリビタキ。
夏場は標高が高めの森の中にいます。
そして寒くなってくると山を下りて、平野部の公園などに棲み着きます。
オスの成鳥はとても鮮やかな青色をしているので、バーダーさんの人気も高い鳥。
今回遭遇した個体は、青くなかったのでおそらくメスです。
オスの若鳥もメスに似た色なんですが、よく見ると少し青みがかっていたりするので、今回の子はルリ子さんであってると思う。
ジョウビタキと同じく、お目目がぱっちりしてて可愛い顔をしています。
脇が黄色いのも特徴の一つですね。
ルリビタキはジョウビタキとは違って、森の中にいることが多いです。
ちょっと暗めの草木が生い茂ってるような場所を好みます。
ヒーヒーヒーと、ジョウビタキと同じような声で鳴くのでその声を頼りに探すと見つけやすいかな。
メスでも尾っぽの辺りがほんのり青いのが良いですね~。
次は真っ青なオスの成鳥を撮りたいですな。
ツグミ
この鳥はツグミです。
冬になると関東の平野部にもたくさんやってきます。
うちの近所の公園でも普通に見られる冬の代表的な鳥の一つ。
グランドとか開けた場所で、地面をテテテテテと走っている姿をよく目にします。
たまに胸を膨らます仕草をするんだけど、フグみたいで可愛いです(笑)
落ち葉をひっくり返してご飯探しをしていることも多く、地面付近によくいるので見つけやすい鳥ですね。
カシラダカ
この鳥はカシラダカ。
この鳥も冬になるとやってくる冬鳥で、ホオジロの仲間です。
頭には冠羽があり、緊張したり警戒したら逆立ちます。
その姿からカシラダカと名付けられたそうです。
草地や藪を好んで、撮りやすい位置になかなか出てきてくれないのが難点。
警戒心も意外と高めだったりもします。
ホオジロなどがいる場所に一緒にいることも多いので、ホオジロを見つけたら近くを探してみてください。
草の中からガサゴソ音がしたら、カシラダカが潜んでいる可能性もあります。
出てくるのをジッと待っていると、冠羽が立った可愛いカシラダカに会えるかもしれませんよ。
ホオジロ
こちらはホオジロ。
文字通り、ほっぺたが白いからホオジロです。
この鳥は1年中見ることが出来る留鳥。
主に草地などで見かけることが多いです。
カシラダカと同様に草の中でガサゴソしながらご飯探しをします。
「チッ」という短い可愛い声で鳴くので、草地でその声が聞こえたらホオジロの可能性があります。
こちらはメスのホオジロちゃん。
メスの方が色が薄めです。
個体数も多く、都内の公園でも比較的見つけやすい鳥です。
モズ
こちらはモズです。
小さな体ですが肉食で、結構獰猛な性格をしている鳥。
はやにえという習性を持つことでも有名ですね。
モズのはやにえってテレビなどでしか見たことが無かったのですが、今回そのシーンを初めてみることが出来ました。
芋虫を捕まえてきたモズ君。
食べるのかと思いきや、食べずに枝にひっかける。
こうやって食べ物が無くなる冬場に向けて保存しておくようです。
こちらはバッタを捕まえたモズ君。
これもまた食べずに枝に突き刺してました。
しばらく自分のはやにえを見守っていた。
NHKのダーウィンが来たでも特集をやっていたんだけど、このはやにえをたくさん作るオスの方が春にモテるそうです。
理由はしっかり栄養が取れて、良い声で囀れるから。
なのでこの時期のモズ君ははやにえ作りに忙しいみたいね。
子孫を残すには寒い冬もしっかりと栄養を取って、体を整えておく必要があるってことですね~。
野生の本能ってすごいなぁ。
モズの習性がわかるシーンに出会えて楽しかった!
チョウゲンボウ
この鳥はチョウゲンボウです。
先日江戸川の河川敷でも出会った鳥で、今回はオスに出会うことが出来ました。
前回はメスで、メス同士のバトルなんかも見れました。
その時の写真はこちらの記事に載せています。
その時はメスしか見ることが出来なかったんだけど、今回はオスを見ることが出来た。
オスは顔から頭にかけてグレー色をしています。
顔がとてもキュートに見えますね~。
チョウゲンボウって体の模様も美しいし、とても綺麗な猛禽類だな。
アカゲラ
この鳥はアカゲラです。
森の中で暗い場所で撮ったので、ちょっと画質はボヤボヤ。
でも背景が秋色で良い感じの色味になりました。
ピントが合ってたら最高だったのになぁ(笑)
アカゲラは留鳥で、この森では一年中見ることが出来ます。
キツツキの仲間で、アカゲラが木を突く姿はとても絵になります。
今回の撮影機材
今回の撮影はこちらの機材を使用しています。
軽量コンパクトでリーズナブル。
それでいて、結構見やすいので重宝している双眼鏡です。
秋から冬は鳥の種類が増えて楽しい
以上、埼玉県の公園での探鳥レポートでした。
秋になると続々と冬鳥がやって来て、公園が賑やかになってきます。
寒い日はモフモフになった可愛い姿も見ることが出来るので、この時期の探鳥はほんと楽しい。
近場の公園でもいろんな鳥に出会えると思うので、是非散策してみてください。
ジョウビタキなどの可愛い鳥に出会えるかもしれないですよ!
野鳥撮影についてはこの本を参考にしています。
野鳥撮影の方法やマナーやルールなどが解説されていて、初心者におすすめの本です。