暑い日が続く夏、都内や近郊の平野部の公園では鳥の種類が少なくなります。
中には涼しい山の中に行き、そこで繁殖を行う野鳥もたくさんいます。
暑い夏は、少し標高の高い山の中に行くと野鳥がたくさんいるので、平野部の公園を散策するよりも楽しく探鳥をすることが出来ます。
森は日陰になっている個所が多いので、気温も涼しく歩きやすいのも良い点。
夏のお山での探鳥はおすすめですよ!
2024年7月末に長野旅行に行き、八ヶ岳山麓で探鳥を楽しんできました。
その時に撮影した野鳥の写真を紹介するので、夏の八ヶ岳で見られる野鳥の参考にしてみてください。
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出会った野鳥の写真
今回撮影した野鳥は8種。
一番の目的だった、コマドリを撮影することが出来たのは嬉しかったです。
夏にルリビタキに会えるのも嬉しい。
その他、ホシガラスやウソなど、普段見られない鳥にも会えたので大満足の結果ですね。
今回は見つけられなかったけど、サメビタキという可愛い小鳥もいます。
過去に撮った写真をこの記事に載せているので、合わせて見てみてください。
コマドリ
まず最初に紹介するのはコマドリ。
今シーズン、何度かコマドリの棲息地に行って探したんですけど、空振りばかりで見つけられてなかったんですよね。
今回やっと撮影することが出来ました。
最初に見つけた時に写真が上のもので、いい感じの切り株の上に留まってくれていたんだけど、ちょうど葉っぱが被る場所だった(苦笑)
葉っぱが被らない位置に移動しようと思ったら飛んじゃったのよねぇ。
まぁ野鳥撮影ではあるあるよね(笑)
その後木の上に行ったコマドリ君は、枝に留まって囀っていました。
今度は枝が被った。。。
野鳥撮影って難しいですねぇ。
でも、顔が写ってるから良しとしよう(笑)
この場所でしばらく元気に囀っていました。
コマドリは、春ごろになると日本にやってくる夏鳥で、夏場は標高が高めの森の中で繁殖を行います。
長野のお山にも、結構たくさんいて、登山をしていると囀りを聞くことがよくあります。
今回も登山開始地点からコマドリの声が聞こえてきました。
コマドリの声を聞くとテンションが上がる(笑)
コマドリは日本三鳴鳥の一つにも選ばれていて、とても美しい声で囀ります。
体長14cm程度と小さいだけど、その声はとてもパワフルで、結構遠くにいても聞こえる。
短いですが動画も撮ったので、その声を是非聞いてみてください。(音量注意)
オレンジ色の体も綺麗だし、そして見た目がとても可愛い鳥ですよね。
夏になると一度は見つけて写真が撮りたくなる野鳥です!
ルリビタキ
次に紹介するのはルリビタキ。
私が大好きな野鳥です。
鮮やかな青い色と横腹の黄色が美しい小鳥です。
東京やその近郊の平野部では冬にやってくる鳥で、夏場は見ることは出来ません。
ルリビタキは漂鳥で、夏場は標高が高めの森の中で繁殖します。
今回行った八ヶ岳山麓も繁殖地になっているので、森の中に入るとあちこちで囀っていました。
こちらはメスのルリビタキ。
登山道を歩いている私たちのかなり近くまで寄ってきました。
おかげですごく大きく撮れた(笑)
フレンドリーな個体だなぁって思っていたんだけど、少し眺めていると動きが少し変でした。
そして思い出した。
子育て中の個体は、巣がバレないように自分が囮になる行動をするって、どこかの記事で読んだ気がすると。
この個体は、我々に近づいては離れるを繰り返していたので、たぶんそうだったんだと思う。
ご飯咥えたまま、すぐに巣に行かなかったもんなぁ。
なんか子育ての邪魔してごめん。
てか、巣がどこにあるか知らんけど、もうちょっと登山道から離れた位置に作りなさいよ(笑)
そしてこちらは同じ山域の別の場所で撮ったルリビタキのオス。
夏のルリビタキのオスは、木の上の方などの目立った位置で囀ります。
なので林道や少し開けた場所などでは、結構見つけやすくなります。
この時期は、緑が背景になるので、ルリビタキの青がすごく映えますね!
この木のてっぺんは、このルリビタキ君のお気に入りの囀りスポット。
ソングポストとも呼ばれる場所で、飛んで行っては戻ってくるを繰り返していました。
ソングポストを見つけると、野鳥の写真も撮りやすくなりますね!
探鳥を始めたばかりのころは、ルリビタキってすごく珍しい鳥なんだと思っていたけど、夏のお山に行くと結構いるのでそんなことないんだなぁって改めて感じますね。
ルリビタキを撮りたかったら、冬の平地も良いけど夏のお山も良きですよ!
メボソムシクイ
この鳥はメボソムシクイ。
夏の山の中には比較的たくさんいる鳥です。
日本には春ごろやってくる夏鳥で、標高高めの山の中で繁殖をします。
キリッとした眉斑が特徴の鳥で、色が地味目だけどお顔が結構可愛い。
動きがちょこまかと素早く、写真を撮るのに苦労しました。
結構時間使ったのに、撮れたの上の2枚だけ(笑)
それでも全体がわかる写真が撮れて良かったな。
こういう動きの速い小鳥をバシッと撮れるスキルが欲しい(笑)
ミソサザイ
この鳥はミソサザイ。
苔むした森や沢など苔の多い個所に棲息している鳥です。
日本最小の鳥の一つで、体長は約11cm。
今回、登山開始すぐに見つけたんだけど、かなり遠くてボヤッとしか撮れなかった。
またすぐに見られるだろうと思って登山を開始したんだけど、その後は声のみで姿は見つけられなかった(笑)
探鳥ってそんなもんよね~。
元気に囀るミソサザイ。
ミソサザイの声もコマドリ同様パワフル。
なので、登山していると結構遠くからも声が聞こえます。
いろは地味ですが、コロコロボディの可愛い鳥なので、見つけると嬉しい鳥です。
ウソ
今回登った山の山小屋に遊びに来ていたウソ。
ウソはルリビタキと同じく漂鳥で、冬場は平地にいて夏場は山の中にいます。
喉元のピンクがすごく可愛い鳥で、バーダーさんにも人気の鳥。
顔をアップにしてみると、めちゃくちゃ可愛いよね~。
大事そうにヒマワリの種を咥えていた(笑)
こちらはウソのメス。
オスのような鮮やかなピンクは無いんだけど、すごく可愛い顔をいていますよね。
ウソも登山をしていて見つけるとテンションが上がる鳥です。
ホシガラス
この鳥はホシガラス。
名前の通りカラスの仲間で、体の星模様が名前の由来です。
標高の高い場所に棲む鳥で、今回見たのは2300mくらいの場所。
3000m級の山の上とかにもいるので、体の模様と顔が可愛いので高山に行ったら見つけたい鳥。
正面から見ると星模様の美しさがよくわかりますよね。
とぼけた感じ顔可愛いなぁ(笑)
池の畔で佇むホシガラス。
こう見ると凛々しくも見えます。
池の水で喉を潤すホシガラス。
美味しそうに水を飲んでいました。
なんかこっちを見てる(笑)
正面顔も愛嬌があるね。
こんな可愛らしい姿のホシガラスですが、カラスの仲間なので声はだみ声。
正直、声は可愛くないです(笑)
体長は32~37cm程度で、結構大きいのでいたら見つけやすい鳥ですね。
登山をした時など是非探してみてください。
コガラ
こちらはコガラです。
八ヶ岳に限らず、山の中に入ると比較的たくさんいるカラ類の鳥。
体長は12~13cmと小さく、かなりすばしっこいので撮るのが大変(笑)
今回もうまく撮れたのはこの写真のみでした。
でもこの写真は、結構可愛く撮れてる気がするので気に入ってます(笑)
ベレー帽のような頭の模様と、アゴの黒い模様が特徴の可愛い鳥です。
キクイタダキ
最後はキクイタダキ。
ミソサザイと同じく日本最小の鳥の一つです。
頭頂部に黄色い模様があるのが特徴。
漂鳥で冬は平野部にもやってくる鳥。
夏場は山の中で繁殖します。
キクイタダキは、今までばっちり撮れたことがあまりないんですよね~。
今回、目線の高さまで下りてきたくれたんだけど、まぁ動きが早くフレームに収めるのも難しかったし、ピントも合わなかった。
で、唯一撮れた写真が上の一枚。
もはや、キクイタダキなのかどうなのかもわからん1枚ですな(笑)
頭の黄色いのも写ってないし。
翼の模様と目元辺りを見るとキクイタダキっぽいので、キクイタダキだと思う!
いつか綺麗な菊模様撮ってやる(笑)
ちなみに過去に水に濡れたビショビショボサボサのキクイタダキなら撮っているので、良かったら合わせて見てみてください。
今回の撮影機材
今回の撮影はこちらの機材を使用しています。
双眼鏡はこちら使っています。
軽量コンパクトでリーズナブル。
それでいて、結構見やすいので重宝している双眼鏡です。
夏はお山の探鳥が楽しいよ!
以上、八ヶ岳山麓での探鳥レポートでした。
夏の平野部は見られる鳥の種類も減るし、暑くて歩きまわるのも大変。
その点、標高の高めの山の中は涼しくて探鳥もしやすいです。
繁殖している野鳥も多く、タイミング合えば幼鳥などにも会えるチャンスもあります。
出会える野鳥の種類も多いので、探鳥がすごく楽しいですよ!
難点は車で山道を行かないといけないという点かな。
でも避暑もかねて行ってみると夏の思い出にもなるよ(笑)
山の中で日陰も多いけど、夏は日焼け対策をしっかりしていた方が良いです。
うちはこの日焼け止めを使っています。
スプレータイプの日焼け止めで、登山をする人も愛用している人が多い商品です。
気軽にスプレー出来て、とても便利なのでザックに忍ばせておくと良いですよ!
野鳥撮影についてはこの本を参考にしています。
野鳥撮影の方法やマナーやルールなどが解説されていて、初心者におすすめの本です。