
茨城県の低山でハギマシコを見た後、その山の麓にある梅林にも立ち寄り探鳥を行いました。
その梅林では、ミヤマホオジロやルリビタキ、ジョウビタキなどの可愛い小鳥たちに出会え、さらにトラツグミとの出会いもありました。
梅林の梅は咲き始めで見頃ではなかったけど、少し咲き始めた梅や蕾をバックに撮ることが出来たのも良かったです。
梅の花がピークになると観光客がどっと押し寄せてくる場所なので、そういう意味では梅の見頃前に行って正解だったのかもしれません。
ここに限らず、梅林での野鳥撮影は花とのコラボ写真が撮れる可能性があるので、とても楽しいですよ!
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出会った野鳥の写真
今回撮影した野鳥は以下の7種。
ここでの一番の目的はミヤマホオジロでした。
散策中、何回か群れに出会うことが出来て、のんびり観察出来てラッキーでした。
他にもルリビタキやカシラダカなどに会えたのは嬉しい。
そして全然期待していなかったトラツグミに出会えたのはテンションが上がりました。
思わぬ出会いって嬉しいですね!
ミヤマホオジロ

まずはミヤマホオジロ。
今季、何度かミヤマホオジロが入っているという公園に行き、何とか一度だけ撮影出来ていたんだけど、あまり納得のいく写真は撮れていなかったんですよね。
なので、この梅林ではバッチリ撮りたいと意気込んで行きました(笑)
でもー、警戒心が高めなのか、近くではなかなか撮れないし、撮れても枝が邪魔になってピントが合わん。

この写真も手前の草にピントが行って、感じのミヤホちゃんがぼやけてる。
で、何とか撮れた写真が、この記事のトップの写真です。
冠羽が立っているし、背景も抜けて良い感じに撮れたかな。

ちなみに立った冠羽の裏側はこんな感じ。
後ろから見ても冠羽が立ってるのがわかりますね(笑)
ミヤマホオジロはホオジロの仲間の鳥で、オスは冠羽と喉元に鮮やかな黄色が入っているのが特徴です。

こちらはメスのミヤマホオジロ。
オスのような鮮やかな模様はありませんが、その分優しい表情で可愛らしいです。
トレードマークの冠羽はしっかり立ってた。
冠羽は緊張したり警戒したりすると立つようです。
ご飯モグモグ中は常に周囲を警戒しているということかな(笑)

メスの正面顔。
ふさふさした頭が可愛い。

こちらもメスのミヤマホオジロ。
光が当たると、メスの冠羽もほんのり黄色しているのね。

今回メスの方が撮影チャンスが多くて、良い感じに撮れた写真もメスの方が多かったです。
この写真は、苔の生えた木に留まってくれたところ。
木に留まってくれると背景が抜けて良い感じの写真になるね。

そしてこれが今回のベストショットかな~。
苔むした岩に乗ってくれたミヤホ女子。
背景もほんのり玉ボケになって、ホンワカした写真になりました。
先日撮ったミヤホよりも良い写真が撮れたので、梅林にも行った甲斐がありました。
カシラダカ

この鳥はカシラダカ。
ミヤマホオジロと同様に、秋になると日本にやってくる冬鳥です。
見た目がミヤマホオジロのメスと似ているので、私はちょいちょい間違えます(笑)
ちなみにカシラダカも緊張や警戒をすると冠羽が立つ鳥ですね。
名前もその冠羽が立つことから由来して付けられたようです。

木の上でまったり中のカシラダカ。
カシラダカも可愛らしい顔をしている鳥ですね。
ミヤマホオジロの群れと行動を共にすることも多いみたいで、ミヤマホオジロを見つけるとカシラダカも一緒にいたりします。
なので余計に間違えやすい(笑)
河川敷や農耕地、公園の草地などで見かける鳥です。
ルリビタキ

冬になると何度も撮りに行く鳥なので、このブログでもおなじみの鳥になったかな(笑)
今回の梅林にもたくさんいて、撮るチャンスも多かったです。
文字通り美しい瑠璃色をした鳥で、脇の黄色も可愛い。

梅がまだ蕾だけど、蕾が背景でも絵になるね。
正面から見るとさらに可愛いな。

ミヤマホオジロに比べると警戒心は低めなので、写真も撮りやすいです。
ルリビタキの色は、いつ見ても美しいなぁ。

岩などのてっぺんにも留まってくれることが多いのも、写真撮影をする者にとっては嬉しい。

こちらは若いオス。
まだ翼や顔が青になりきってないですね。

翼はほんのり青みがかってきているのはわかります。
来年はもっと青くなっているんでしょうね。

こちらはロウバイをバックにしたルリビタキの若君。
ロウバイの優しい黄色が入るのも良い感じですね。
梅林でのルリビタキ撮影も楽しいぞ!
ジョウビタキ

こちらは駐車場の入口で門番をしていたジョウビタキ君。
ジョウビタキもだいぶ警戒心が解かれていて、結構近くで撮ることが出来ました。

ジョウビタキとルリビタキ、どちらも美しい色をしているので、両方に会えるのはなんか嬉しい。

今回ジョウビタキは梅林の駐車場や入口付近で撮影したけど、梅林の中にもいました。
梅とジョウビタキのコラボも撮れたらなかなかいい写真になりそうよね。
トラツグミ

この鳥はトラツグミ。
ツグミ科の鳥で、大きさはヒヨドリくらいかな。
特徴的な体の模様が美しい鳥です。
地面を歩きながらご飯を探すんだけど、その際に腰を振るような感じの動作がコミカルで可愛いと人気がある鳥です。
その仕草は通称トラダンスと呼ばれています。

遠くにシロハラが2羽いると思って、望遠レンズを覗いて見たら1羽がトラツグミでテンションが爆上がりしました(笑)
ちなみに上の写真の右側はシロハラね。
今回トラダンスは見ることが出来なかったけど、大きなミミズを捕まえてる光景は見れた。

大きなミミズと格闘中のトラツグミ。
咥えてはベシベシ地面にたたきつけて食べてた。
下の写真の中央やや左に、そのミミズが写っています。(苦手な人はスルーしてね)

ミミズは鳥達にとって貴重なたんぱく源なんですね~。
トラダンスが見れなかったのは残念だけど、トラツグミの美しいウロコ模様が見れて満足です。
モズ

こちらは定番の鳥モズです。
梅林の外にいました。

看板に乗ってなにか獲物を探してるみたい。
この時期は虫があまりいないですからね。
モズもミミズ狙いなのかな。
ヤマガラ

最後はヤマガラちゃん。
梅が咲いてないのが残念だけど、梅が満開の時に撮れたらすごく華やかな写真になりそうですよね。
ヤマガラちゃんの優しい表情はいつ見ても癒されるなぁ。
今回の撮影機材
今回の撮影はこちらの機材を使用しています。
双眼鏡はこちら使っています。
軽量コンパクトでリーズナブル。
それでいて、結構見やすいので重宝している双眼鏡です。
梅林での野鳥撮影も楽しいよ
以上、茨城県の梅林での探鳥レポートでした。
梅の見頃はまだでしたが、その分観光客も少なくのんびりと探鳥を楽しむことが出来て良かったです。
冬の梅林にも様々な野鳥がやってくるので、野鳥探しをしながら散策するだけでも楽しいです。
それに少し咲き始めた梅の木に留まってくれたりすると、花とのコラボも撮るチャンスがあるかも。
背景に花や蕾が写るのも、ピンクや黄色、白などのボケが入って、何時もとは違った写真の仕上がりになると思います。
冬の梅林での野鳥撮影、是非楽しんでみてください!
野鳥撮影についてはこの本を参考にしています。
野鳥撮影の方法やマナーやルールなどが解説されていて、初心者におすすめの本です。