私が現在メインで使用しているカメラはオリンパス(現OM SYSTEM)の「EM-1 MarkⅡ」です。
2016年12月にリリースされた結構古い機種ですが、きれいな写真が撮れるので今でも普通に利用しています。
そんなに不満もなく使っていたんだけど、最新の機種で野鳥を撮影したらどんな写真が撮れるのか興味はありました。
そんな中OM SYSTEMの「OM-1 MarkⅡ」と超望遠レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 ISⅡ」のセットをお借りする機会があったので1ヶ月ほど使用してみました。
旧モデルに比べて野鳥を捉えやすくなっていて、野鳥撮影がとてもしやすくなっていました。
また画質も上がっているように感じました。
この記事では実際に使用してみた使用感や、撮影した野鳥の写真などを紹介しながら率直な感想を書いていきます。
OM SYSTEMのカメラが気になっている人やOM SYSTEMに乗り換えようかなぁって考えている人の参考になったらと思います。
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OM-1 MarkⅡってどんなカメラ?
「OM-1 MarkⅡ」はOM SYSTEMのフラッグシップモデルで、強力な手振れ補正機能や高速なAF性能を兼ね備えた野鳥撮影にも能力を発揮する機種です。
「OM-1 MarkⅡ」の主な特徴は以下の通りです。
細かくはもっといろいろな特徴がありますが、野鳥撮影時に気になるのは上記の項目になると思います。
これらについてそれぞれ解説していきます。
マイクロフォーサーズで軽量コンパクト
OM SYSTEMのミラーレス一眼はマイクロフォーサーズ規格のセンサーを用いています。
マイクロフォーサーズはフルサイズのセンサーに比べ面積比で1/4の大きさです。
これによりレンズが軽量コンパクト化となり持ち運びがしやすくなっています。
私のようにカメラを持って公園や山などをブラブラ歩き回る人にはピッタリですね。
画質がきれい
OM-1 MarkⅡは裏面照射積層型Live MOSセンサーと画像処理エンジンTruePic Xを採用していて高画質な写真を撮ることが出来ます。
有効画素数約2037万画素とフルサイズやAPS-C機に比べると画素数は少なめに感じますが、実際に撮れる写真はとてもきれいで私的には満足しています。
被写体が小さかったり遠かったりする場合でトリミングなどをした時にはフルサイズやAPS-C機にかなわない部分はあると思います。
それでも撮影条件によって変わりますが、鳥の羽毛もしっかりと解像している写真も撮れるしとてもきれいな画質で撮ることが出来ました。
また私が普段使用している旧モデルのEM-1 MarkⅡと比べて、有効画素数は変らないものの撮れた写真はきれいになったなと感じました。
実際に撮影した写真は記事の後半で掲載しているのでそちらを見てみてください。
強力な手振れ補正機能
OM-1 MarkⅡは手振れ補正も強力です。
オリンパス時代から手振れ補正の強さには定評がありましたが、それをしっかりと継承している感じですね。
ボディー内手振れ補正は8.5段でレンズとの5軸シンクロ手振れ補正(使用レンズによる)にも対応しています。
これによって手持ち撮影がとてもしやすくなっています。
特に手持ちで動画撮影をした時とかに効果を大きく感じることが出来ます。
高速性能が高い
OM-1 MarkⅡはフラッグシップ機なだけあって連写性能も高いです。
電子シャッターによる連写SHモードでは、AF/AE追従で最大50コマ/秒、AF/AE固定で最大120コマ/秒の超高速連写が可能です。(AF/AE追従で 50コマ/秒はPRO使用レンズのみ対応)
野鳥のような動きの速い被写体を撮影する時にはとても強力な機能ですね。
SHモードは連写時のブラックアウトフリーにも対応しているので、飛翔写真を撮るのが好きな人には嬉しい機能です。
またプロキャプチャーモードでも高速連写は可能です。
プロキャプチャーモードはシャッターを半押しした瞬間から本体のバッファへ一時的な記録を開始し、全押しした瞬間から本記録を開始する機能です。
全押しした瞬間から何コマか遡って記録が残るので撮り逃したと思う瞬間も撮れたりします。
特に野鳥の飛び出しなんかを撮る時に威力を発揮します。
躍動感のある写真が撮りやすいカメラと言えますね。
AF性能が高く被写体認識で鳥もカバー
OM-1 MarkⅡは1053点オールクロス像面位相差クアッドピクセルAF方式を採用していてAFのスピードがとても速いです。
AIによる被写体認識機能もあり鳥にも対応しています。
ファインダー内に鳥の姿を捉えると白い枠で鳥を認識してくれるのでピント合わせが楽になっていました。
枝がごちゃごちゃしていたり被写体と背景が同じような色の場合は、背景や草や枝などにピントを持っていかれることもありました。
その辺はファームウェアのアップデートとかでどんどん改善していってくれるんじゃないでしょうか。
私が使用している旧機種では鳥認識AFなんて機能は付いていないので、それに比べると撮りやすさはかなりアップしていました。
堅牢性能が高い
OM-1 MarkⅡは防塵・防滴性能に優れています。
防塵・防水投球はIP53対応していて雨や風が強い日の撮影も安心して行うことが出来ます。
また耐低温は‐10℃まで対応しているので雪の日の撮影なども行えます。
オリンパス時代から堅牢性の高さには定評はあってそれを継承しているとでしょうね。
アウトドア撮影にとても強いカメラと言えます。
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 ISⅡとは
「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 ISⅡ」はOM SYSTEMのスタンダードなランクのレンズです。
スタンダードモデルはPROレンズに比べると画質がだいぶ落ちたりするんですが、このレンズにおいてはPROレンズに迫る画質で撮ることが出来ます。
それでいて軽量コンパクト。
35mm換算値で200-800mmの超望遠撮影が出来るのにも関わらず、レンズ本体の重量は三脚座を含んで1.3㎏程度。
カメラ本体と合わせても1.9㎏程度ととても軽量です。
ちなみに野鳥撮影にも人気の高いソニーのα7RⅤとFE 200-600mm F5.6-6.3 G OSSの組み合わせだと2.838㎏。
約1㎏の差がありますね。
ずっと持って歩くとこの1㎏の差は結構大きいと思います。
レンズに4.5段の手振れ補正機能も付いていて、カメラ本体との5軸シンクロ手振れ補正にも対応しています。(対応しているカメラ本体のみ)
私が普段使用しているレンズはこのレンズの1世代前のものなんですが、それはシンクロ手振れ補正に対応していませんでした。
今回超望遠レンズでのシンクロ手振れ補正を初めて体験しましたが、かなりブレを抑えてくれるのがわかりました。
これによって手持ちでの動画撮影も以前よりしやすくなっています。
軽量コンパクトで画質もきれいなので野鳥撮影にもすごく重宝するレンズです。
OM-1 MarkⅡ 100-400mmⅡ超望遠レンズキットについて
OM SYSTEMでは「OM-1 MarkⅡ」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 ISⅡ」がセットになったレンズキットが発売されています。
カメラとレンズの他に双眼鏡「8×25WP II フォレストグリーン」も付いていきます。
会員になると会員価格で購入することが出来るので気になる人は公式ページを見てみてください。
OM-1 MarkⅡ 100-400mmⅡ超望遠レンズキットの作例
実際に「OM-1 MarkⅡ 100-400mmⅡ超望遠レンズキット」で撮影した野鳥写真を載せていきます。
こんな感じの写真が撮れるんだ~ってくらいの感じで参考にしてもらえたらと思います。
写真については「撮って出しJPEG」を利用している人や「RAW現像」を利用している人もいますよね。
よって掲載する写真は以下の項目に分けて載せていきます。
- 撮って出しJPEGを掲載用にリサイズした写真
- RAW現像した写真(トリミング等も行っています)
- 連写SH2モードで撮影しRAW現像した写真(プロキャプチャー含む)
撮影はすべて手持ちで行っています。
なおRAW現像はPC版のLightroom Classicで行いノイズ除去機能を利用しています。
また掲載している写真はブログ掲載用に容量を軽くするためにリサイズ&圧縮をかけています。
撮って出しJPEG(リサイズ版)
まずは一番お手軽な「撮って出しJPEG」の写真から。
マイクロフォーサーズはセンサーサイズの小ささからフルサイズに比べると解像度が落ちます。
鳥のように小さな被写体の場合は羽毛の質感が失われがちになりますが、近くで撮れる鳥の場合は結構解像してくれていました。

手が届きそうなくらいの位置にいたシジュウカラの写真。
羽毛のフワフワ感も表現出来ていると思います。
こちらは2~3m先にいたジョウビタキのオス。
羽毛の質感も出てるし背景も玉ボケが出てくれました。
フルサイズカメラの方が玉ボケは出やすいのかもしれませんが、私はこれくらいでも十分満足です。
3mくらい先にいたカワセミの写真です。
今回は撮って出しということで明るさ調整も行っていませんが、画像編集アプリなどを使用して調整すれば明るくなります。
明るさを除けば細部までしっかりと表現してくれていると思います。
3mくらい先にいたジョウビタキのメス。
こちらもふんわりした質感が出てますよね。
鳥認識AFの効果もありピントも合わしやすかったです。
RAW現像した写真
私は野鳥の写真についてはRAW現像してアップすることが多いです。
理由としてはJPEG撮って出しだと解像度がやや落ちている感じするし、トリミングを行うとさらにボヤッとした感じがするからです。
RAW現像をすることで撮って出し写真よりも解像感の高い写真なることが多いので利用しています。
こちらは5mくらい先にいたルリビタキのオス。
トリミングしていますが羽毛の質感は保てていると思います。
ブログやSNSに載せる程度ならこれくらい解像していたら十分ですよね!
こちらも5mくらい先にいたメジロ。
梅が咲いている時に撮影しました。
ちょいと枝が被りましたが結構きれいに撮れたなと思います。
こちらは6~7m先にいたウソのオス。
撮れた写真はかなり暗かったんですがRAW現像で明るくしました。
暗くても結構解像して撮れてるんだなぁって言うのがわかりました。
5~6m先にいたキクイタダキ。
とても小さな鳥ですが羽毛のフワフワが写っていますよね。
がっつりトリミングしてる写真ですがこれだけ写れば満足。
6~7m先にいたニシオジロビタキ。
枝枝に囲まれている場所にいましたが鳥認識AFのおかげでバッチリピントが合いました。
ちょこちょこ枝にピントを持っていかれることもあったけど、カメラ側で鳥を認識してくれるのはやっぱり便利ですね。
3~4m先にいたゴジュウカラ。
黒いラインの中に目があるので目が写しにくい鳥ですが目もきれいに写ってくれました。
6~7m先にいたヒレンジャク。
ツルンとした質感の羽毛ですがそこそこ細かく表現されていると思います。
こちらも6~7m先にいたキレンジャク。
ヒレンジャクと同様に羽毛が細かく表現できてるし、冠羽のフワフワ感も出ていますよね。
この写真はかなり至近距離で撮ったものです。
この写真についてはトリミングはしていません。
エナガはとても小さな鳥ですが結構きれいに撮れていると思います。
こちらは少し離れた場所にいたキクイタダキ。
おそらく10mは離れていたと思います。
日本の野鳥の中で最小種の鳥ですが、その鳥を離れた位置で撮ってトリミングしても羽毛が解像して見えるのは良いですよね。
同じく10mくらい離れた場所にいたキクイタダキ。
ホバリングをしていたので慌ててシャッタースピードを上げて撮った写真です。
翼がブレているのでシャッタースピードはもうちょっと速くした方が良かったかもですね。
でも結構離れた位置から撮った割にはきれいに撮れたと思います。
連写SH2モードで撮影した写真(RAW現像)
最後は連写SH2モードで撮った写真を紹介します。
連写SH2モードは電子シャッターのAF/AE追従の高速連写が出来る機能です。
飛翔や飛び出しなど躍動感のある写真を撮る時に威力を発揮します。
夕方の農耕地で撮ったコミミズクの飛翔写真。
鳥認識AFのおかげでファインダー内に鳥を収めると自動的に鳥を認識してくれます。
鳥認識AFは飛翔写真などを撮る時にはすごく便利な機能ですね。
飛翔写真はあまり得意ではないのですがカメラでアシストしてくれると撮るのが楽しくなってきます。
このカメラを使っていろんな鳥の飛翔が撮りたいと思いました。
こちらもコミミズクの飛翔。
本体とレンズを合わせて2㎏弱という重さなので、飛翔写真を撮る際にもカメラを取り回しがしやすいのも魅力。
機動性の高さはこういう場面でも発揮しますね。
こちらはプロキャプチャー連写SH2で撮影したカワセミの飛び出し。
プロキャプチャーモードはOM SYSTEMのカメラの売りでもあるので試したんですが、普段使用してない機能だったのであまり上手く使えませんでした。
上のカワセミの写真はちょっとシャッター速度の設定が遅かったですね。
そのため翼がブレてしまいました。
こちらはカワラヒワの飛び出し。
カワセミでシャッター速度が遅かったと思ったので1/4000秒にして撮ってみました。
枝かぶりですがきれいな黄色の翼がしっかりと写りました。
プロキャプチャーモードは慣れると鳥の飛び出しの瞬間がとても撮りやすくなるので便利な機能です。
野鳥撮影におすすめのセットです
今回紹介している本体とカメラのセットは野鳥撮影にもおすすめです。
単純に画質だけを見てしまうとフルサイズ機やAPS-C機に劣るかもしれません。
しかし軽量コンパクトなので取り回しがしやすく持ち歩きもしやすいです。
手振れ補正も強力なので手持ち撮影に最適。
連写性能が高いのも野鳥撮影向きですね。
歩きながら野鳥を探す人にはとても向いているセットだと思います。
コスト面で言うとそんなに安くはありません。
本体がフラッグシップ機ということもあり高価ですし、レンズもスタンダードモデルにはしては高価。
でもその分安価な機種に比べると画質の良い写真が撮れるので初心者からステップアップしようとしている人にも良いんじゃないでしょうか。
トリミングしても解像度が落ちない写真が撮りたい人にはフルサイズのカメラをおすすめしますが、そうじゃなくて機動性や撮りやすさなども含めて考えたい人は選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
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