上野の国立科学博物館で開催中の特別展「鳥 ~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~」を見学してきました。
文字通り鳥をテーマにした展示会で、国立科学博物館では初だそうです。
鳥の起源から進化の過程の紹介や鳥の標本を数多く展示してある、鳥好きにはとても興味深い内容となっています。
可愛いイラストで説明している「鳥のひみつ」も、内容がわかりやすく面白いです。
この記事では、科博の鳥展について展示の様子や混雑状況などを紹介していきます。
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特別展「鳥」の館内の様子
まずは展示内容の紹介をしていきます。
館内は動画撮影はNGでしたが、写真撮影はOKでした。(フラッシュはNG)
スマホで撮影して写真ですが、館内の様子などを写真で紹介していきます。
標本の数が多い
まずびっくりしたのは、標本の数です。
その数は、600点以上!
いろんな鳥の標本がずらりと並んでいて、それを見るだけでも行く価値ありですね。
大型の猛禽類やペンギンなどの標本が並んでると、とても迫力があります。
写真や映像ではわからない、実際のサイズ感などがわかるのが良いですね。
世界の鳥達も集まっているので、オウムやフウチョウなど普段見ることのない鳥を見られるのも嬉しい。
世界には派手な鳥がたくさんいるんだなぁって改めて実感しますね。
一度でいいから現地で飛んでる姿も見てみたい(笑)
こちらはフクロウの仲間たち。
大きいのから小さいのまで様々。
北海道に棲息しているシマフクロウの大きさは飛びぬけていた(笑)
こちらはキツツキの仲間。
オオハシがキツツキの仲間って知らなかったなぁ。
このデッカイ嘴で木を突くのかな(笑)
カワセミの仲間です。
見比べるとカワセミって小っちゃいね。
いつか見てみたいと思っているヤマセミは、逆にデカい(笑)
こちらは小鳥の標本。
すべてスズメの仲間です。
スズメ目って6700種もいるんだとか。
大きな鳥の標本ってたまに見るけど、小さい鳥ってあまり見ないので、これだけ並んでいるのは興味深かったです。
ミヤマホオジロの標本。
冠羽が逆立っているのも表現されているのがすごい(笑)
今にも飛びそうな感じですね。
こちらは史上最大の飛べる鳥「ペラゴルニス・サンデルシ」の復元モデルです。
2600万年前に生きていたと言われる、翼開長7mの巨大な鳥。
それを原寸大で復元していました。
なんか凶悪な顔してるなぁ。
これが飛んで来たら腰抜かすね(笑)
標本だけをじっくり見たいるだけでも、結構時間がかかります。
こちらは翼の違いを図にしたもの。
翼の特徴によって、遠くに飛ぶとか風に乗るとか違いが出るのが面白いですね。
こちらはトビの羽を並べたもの。
鳥がかなりの数の羽毛に全身が覆われているのがわかります。
このような興味深い内容の展示もあり、とても見ごたえがありました。
鳥のひみつが面白い
標本と同じくらい面白かったのがこちらの「鳥のひみつ」。
鳥の面白い生態などを、イラストレーターのぬまがさワタリさんのイラストでわかりやすく説明してくれています。
内容がコミカルに描かれていて面白いですよ。
シジュウカラが声でコミュケーションをとって、危険を仲間に知らせる修正をしたもの。
イラストが可愛いですよね(笑)
噂のチバエナガ。
ちょっと探しに行ってみたい気もする(笑)
都市部の生態系の変化について説明したもの。
都市部からカラスが減ってるのねぇ。
その代わりに猛禽類が増えるって、なんか面白いですね。
ネズミに安息は訪れないんだな(笑)
有名なカッコウの托卵を説明したもの。
カッコウの被害者っていろいろいるって知らなかった(笑)
鳥の雛ちゃんも大変なのね~(笑)
これも面白い内容でした(笑)
鳥がつがい外交尾を行うのは種を絶やさないために必要なことだと思うんだけど、それを面白おかしく描いてるのが良いですよね~。
カケスってルリカケスから種分化された鳥なんですね~。
逆かと思ってた。(笑)
こんな感じで、鳥の面白い話を分かりやすく描いてくれているので、見ていて楽しかったです。
標本みたり、説明を読んだりしているとあっという間に時間が過ぎる楽しい展示会でした。
特別展「鳥」の混雑状況は
私が行ったのは土曜日の昼ぐらいでした。
入口付近は全然並んでなくてすんなり入れたので、空いてるのかなぁって思ったんだけど、中に入って見たらかなり混んでた(笑)
近くにパンダもいるし、大盛況のモネ展もやってるし、鳥展は空いてるんじゃないかって思ってたんですけどね。
鳥も人気もかなりあるんだと思い知った。
私が行った時間が一番混んでる時間だと思うんだけど、説明を読むのも標本の写真を撮るのものんびりというわけにはいかなかったです。
幸い、館内は空いてる場所から順不同に見てよいことになっているので、空いてる場所を探しつつウロウロしながら見たので、それなりに楽しむことは出来ました。
じっくり説明も読みたいって言う人は、平日や空いてる時間を狙って行った方が良いと思います。
週末だったら早い時間を狙うのがいいじゃないのかな~。
特別展「鳥」へのアクセスと料金
チケットはこちらのサイトで、オンラインチケットが購入出来ます。
事前に購入しておけば、スムーズに入場出来て便利ですよ。
また鳥好きで知られているレイザーラモンRGさんと高柳明音さんによる音声ガイドもあります。
会場レンタル版が貸し出し料600円、アプリ配信版が650円となっています。
東京での開催は2025年2月24日までですが、2025年3月15日からは名古屋で開催されます。
名古屋方面の方で興味がある方は、来年3月までお待ち下さい。
鳥好きさんじゃなくても楽しい展示会だよ
以上、国立科学博物館の鳥展のレポートでした。
私が行った時はちょうど混んでいる時だったのですが、老若男女いろんな人が来ていました。
鳥のことは詳しくなさそうなカップルなども来ていて、標本を見ながら楽しそうに話していたり、お子様が両親と楽しそうに見学していたりしていました。
説明もわかりやすいので、鳥に詳しくない人も見ていて楽しい展示会だと思います。
鳥好きさんはもちろん興味深い内容の展示会なのでおすすめだし、そうでない人も是非見に行ってみてください。
標本を見ているだけでも面白いですよ!
野鳥撮影についてはこの本を参考にしています。
野鳥撮影の方法やマナーやルールなどが解説されていて、初心者におすすめの本です。