
私が東京でも埼玉寄りに住んでいることもあり、最近は都内よりも埼玉の都市公園に野鳥撮影に行くことが多くなっています。
かなり広く雑木林も多いのでいろんな野鳥が見られるんですよね~。
見られる野鳥の種類が多く歩くのが楽しいんだけど、敷地が広くて徒歩で移動すると距離が長くなっちゃうのが難点。
私はいつも10km前後知らずうちに歩いちゃってます(笑)
そんな埼玉の都市公園に11月下旬は3度ほど行きました。
一番の目的はマヒワに会うこと。
マヒワは今まで見たことない鳥だったので、写真に撮りたいと思い何度か行きました。
そして何とか写真を撮ることが出来ました!
淡い黄色の鳥でとても可愛かった。
この記事ではそのマヒワをメインに他にも撮れた写真を紹介していきます。
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今回出会った野鳥たち
今回撮影した野鳥は以下の13種。
3回の探鳥で出会った野鳥を並べているので、何時もよりも種類が多めになっています。
マヒワ以外にはリュウキュウサンショウクイやベニマシコ、シメなどにも会えました。
私は出会えてないですが、ウソやルリビタキなんかも入っているそうです。
そして見つけたけど撮れなかったのがキクイタダキ。
めちゃくちゃちょこまか動く鳥なので、撮るのが難しいんですよね。
見つけられるけど撮れないって、なんかもどかしい(笑)
マヒワ

こちらが今回撮れて一番うれしかった鳥のマヒワです。
カワラヒワの仲間の鳥で体長は12.5cmと小さな鳥。
日本には基本的にこの時期に冬鳥としてやって来て越冬します。
ちなみに北海道や本州の北部の方では繁殖する個体も少なくないようです。
オスは全体的に淡い黄色をしていて、メスは黄色が薄めなのが特徴です。

オスでも個体によって黄色の濃さが違ったんだけど、それは年齢によるものなのかなぁ。
上の写真のマヒワはとても黄色が濃くて綺麗ですよね!

群れで行動する鳥で、この時も十数羽くらいの群れで水場にやって来て水を飲んでいきました。

水場に降りてくれたの数分だったので、ゆっくりとは観察出来なかったけど楽しい撮影だった。

1羽が水場に降りてくるとそれに続いて一斉に下りて来るのが面白いね(笑)

水場の上の木の枝でモッフリしながら休憩中のマヒワちゃん。
やっぱり鳥はモフモフしてる方が可愛いね!

モフモフな感じも可愛いがエビの尻尾みたいな尾羽も可愛い(笑)

こちらは一番最近撮ったマヒワ。
背景もちょっと黄色くなって秋色っぽくなったかな。

こちらはメスのマヒワですが、マヒワもメスの方が表情が柔らかく見えますね~。

オスと一緒にいたんだけど、この2羽はツガイだったのかな~。
冬の間この公園にずっといてくれるのかはわかりませんが、また出会いたい鳥ちゃんです。
リュウキュウサンショウクイ

この鳥はリュウキュウサンショウクイ。
名前の通り沖縄県や九州南部に留鳥としている鳥です。
1990年代以降に九州北部や四国などでも観察されるようになり、今では東京でも観察されるようになった鳥。
気候の変化によって生息域が変わってきたんですかね。
ちなみにリュウキュウが付かない「サンショウクイ」という鳥もいるんですが、そちらは夏鳥で春から夏にやって来てこの時期にはいなくなります。

リュウキュウサンショウクイの特徴は長い尾羽と綺麗な濃紺の翼。
サンショウクイとよく似ているんですが、違いはお腹が灰色がかっているということと目の上下に白いラインが入っているということ。
その辺を見たら区別はつくと思います。

今までそんなに会ったことがなく、今回はゆっくり見ることが出来ました。
サンショウクイって変な名前だけど、ピリリリリって鳴き方が「山椒は小粒でぴりりと辛い」から連想されて付けられたんだそうな。
なかなか洒落の効いたネーミングですよね(笑)

園内の何か所で見かけたのでこの公園には結構いるのかもしれませんね。

紅葉して木に留まっていたリュウキュウサンショウクイ。
この時期は秋っぽい写真が撮りたくなるので、色づた木に留まってくれるとありがたい(笑)
ベニマシコ

続いて紹介すのはベニマシコ。
この時期に関東の平野部にもやってくる冬鳥ですが、北海道や青森などでは夏にやってくる夏鳥なんだそうな。
オスはお腹と顔が赤い鳥なんだけど、メスは赤みがなく地味な色。
今回出会った個体はメスのみでした。

お目目ぱっちり系の可愛い顔をしているんですよね~。
フィッフ、フィッフって感じの可愛らしい地鳴きをするのも特徴。
河川敷や草原などによくいるので、そのような場所を歩く際は耳を澄ましながら歩いてみてください。
赤い鳥に出会えるかもしれないよ!
ジョウビタキ

こちらは冬の定番の鳥ジョウビタキ。
関東の平野部には秋になるとやってきます。
ヒーヒーヒーッというよくとおる声で地鳴きをするので、いると結構わかりやすい鳥。
オスは上の写真のような色合いでとてもかっこいい。

今回撮ったジョビ太君はイケメン君でした(笑)

こちらはメスのジョウビタキ。
オスとは違って色が地味です。
顔もオスよりも優しそうに見える。
でも性格はオスより強い子が多い印象(笑)
いつもオスが縄張りから追い出されてるような印象を受けます。
秋になるとうちの屋根の上でも鳴いたりするので珍しい鳥ではないけど、可愛いので見つけると撮りたくなる鳥です。
シメ

この鳥はシメ。
この時期になると関東にもやってくる冬鳥です。
こちらも公園内にはたくさんいるんだけど、昨シーズンは全然撮れなかったのよねぇ。
今シーズは幸先よく撮れて良かった。
この写真を撮ったのは嫁さんなんだけど、背景が秋っぽくて良いよね。
厳つい顔が愛嬌あってなんか可愛いんですよね。
嫁さんが大好きな鳥ちゃんの一つです(笑)
タヒバリ

この鳥はタヒバリ。
セキレイの仲間の鳥で、この時期にやってくる冬鳥です。
セキレイの仲間なので歩く時にお尻をピョコピョコさせるのが特徴。
よく似ている鳥でビンズイという鳥がいますが、ぱっと見の判断は私には出来ない(笑)
ビンズイはオリーブ色っぽくて、タヒバリは茶色っぽい感じかな。

似ている鳥がいるのは困るわぁ。
公園のグランドの芝生などで群れでご飯探しをしています。

芝生のある公園などに行ったら芝生をよーく見てみるといるかもしれませんよ!
アカゲラ

この鳥はアカゲラ。
この公園では定番のキツツキの仲間。
体長は24cm程度なのでヒヨドリよりも少し小さい程度の鳥です。
お尻の赤と赤い帽子を被っているのが特徴。
今回撮った個体は赤い帽子が見えないのでメスかな。
園内を歩いているとコンコンと木を突く音を響かせています。
その音が聞こえたら足を止めて音のなる方をじっくり探すとこの鳥がいるかもしれません。
モズ

この鳥はモズです。
写真のような周りを見渡せる場所に留まって獲物を探します。
主な獲物は虫や小さなトカゲなど。
この時期は冬用の保存食である「はやにえ」作りに余念がありません。
かなり遠くにいた個体を撮ったのでぼんやりとした写真になってしまいましたが、獰猛な性格とは裏腹にお顔はとても可愛い鳥ちゃんです。
キジ

桃太郎のお供でおなじみのキジです。
日本の国鳥に指定されている鳥ですね。
派手な色だしかなり大きな鳥なのでいると目立ちます(笑)
ベニマシコを撮っていたら遠くの方に現れたんだけどすぐにわかりました。
農耕地や河川敷などでたまに見かける鳥ですね。
とても綺麗な鳥なので見つけるとテンションが上がります。
ガビチョウ

この鳥はガビチョウ。
中国南部から東南アジア北部にかけて広く生息する鳥で、日本にはペットで移入されたものが籠脱けして野生化し定着したと言われています。
繁殖力が強くて特定外来生物に指定されている鳥ちゃんでもあります。
この公園でも結構見かけますね。

顔の模様がとてもユニークで愛嬌のある鳥。
とても美しい声で囀るのも特徴です。
超美声なんですけどね。
ボリュームがぶっ壊れているのか、かなりデカいんです。
かなり遠くで鳴いててもわかるくらい(笑)

よく地面に降りて落ち葉の下の虫を探して食べています。
下に降りてきてくれるのは写真が撮りやすくて良いね。
カワセミ

この公園には小さな池が点在していて、そこにはカワセミも生息しています。
池の畔で休んでいるところを激写!
光の当たり具合が良くとても綺麗な色に撮れました。
こちらの写真は嫁さんが撮ったんですが、かなり気にいってた(笑)
丸っこいフォルムにちょっと上を向いた表情、そしてこの色とカワセミの可愛さが詰まった写真になったかな。
ヤマガラ

この鳥はヤマガラ。
ニーニーニーって元気に鳴きながら木の実を取って食べていました。

前髪パッツンしたような頭が可愛い鳥ちゃんです。
人に対してあまり警戒心がない個体が多く近くで撮りやすくはあるのですが、動きが速いのでバチっと撮るのは私は苦手(笑)
この写真は綺麗に撮れたほうかな。
枝が前ボケで入っちゃってるのが残念だけど、それも野鳥撮影のリアルって感じがして良いかな(笑)
シジュウカラ

最後はシジュウカラ。
どこでも見かけるスズメと同じくらいポピュラーな鳥。
マヒワが来た水場に水浴びをしに来ていました。
身近にいる鳥なのであまり写真は撮ってないんですが、すごく可愛いんですよね。
浅い水たまりのような水場は、いろんな鳥が水浴びをしたり水を飲みに来るので待っていると楽しいですよ。
私は同じ個所にジッとしているのが苦手なので十数分もしたら移動しちゃうんですが、好きな人は椅子を置いて一日中観察している人もいます。
歩かずにいろんな鳥に会えるのは嬉しいですもんね。
今回の撮影機材
今回の撮影はこちらの機材を使用しています。
双眼鏡はこちら使っています。
軽量コンパクトでリーズナブル。
それでいて、結構見やすいので重宝している双眼鏡です。
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
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秋は鳥の種類が増えて探鳥が楽しくなる
埼玉の都市公園での探鳥レポートでした。
マヒワに会えたのが最大の収穫でしたが、それ以外にもリュウキュウサンショウクイやベニマシコに会えたのは嬉しかったです。
この時期はいろんな冬鳥が園内に入ってくるので、散策するだけでもすごく楽しい季節。
鳥の種類が増えるだけでなく紅葉を背景に撮ることも出来るので、撮影自体も楽しくなりますね。
今季はウソの当たり年と言われていて都内の公園でもあちこちで目撃されています。
私はまだ出会ってないのでウソに会いたい(笑)
ルリビタキやミヤマホオジロ、ベニマシコなど赤青黄色の綺麗な鳥をバシバシ撮っていきたいですね~。