2023年6月中旬に福島県の裏磐梯の旅に行ってきました。
登山と探鳥目的で行ったのですが、バードウォッチングがとても楽しい場所でした。
裏磐梯の周辺は、日本野鳥の会によって「重要野鳥生息地」に選定されている場所。
この時期にも多くの夏鳥が生息していて、森の中は賑やかでした。
この記事では、五色沼湖沼群や一切経山登山などで出会った野鳥を紹介していきます。
五色沼湖沼群を散策した様子や一切経山登山についてはこちらの記事で詳しく書いています。
よかった読んでみてください。
【PR】カメラと交換レンズのレンタルなら【GOOPASS】⇒
裏磐梯で出会えた野鳥
今回の旅で出会った野鳥は以下の通り。
アカショウビンが来ることでも知られている場所だったので、アカショウビンも期待したんだけど出会えませんでした。
あとオオルリやコルリなどの青い鳥も出会いたかったけど、不発だったな(苦笑)
それでも普段出会えない野鳥にも出会えたのでよかったです。
キビタキ
まず紹介するのはキビタキ。
キビタキは夏鳥で、暖かくなると南の方から日本にやってくる鳥。
うちの近所の公園にも春に渡りの途中で立ち寄ってくれたりします。
この裏磐梯ではキビタキの繁殖地になっていて、森の中に入るとあちこちから美しい囀りが聞こえてきます。
この辺りでは特段珍しい鳥ではないんでしょうけど、私はキビタキ大好きなので声がすると立ち止まってじっくり探しちゃう(笑)
旅の初日は声はするけど姿は見えず状態が続いて、夏の探鳥の難しさを思い知らされたんだけど、2日目に五色沼湖沼群の散策路を歩いた時には、何度も目の前に出てきてくれました。
おかげで綺麗な写真が何枚か撮れた!
口を大きく開けて、元気に囀るキビタキ君。
キビタキ君の声はほんと美しい。
日本三名鳥にも負けてない。
そして喉からお腹にかけてのオレンジがすごく鮮やかで綺麗なんですよね。
緑がすごく似合う鳥ですね〜。
これぞ夏鳥って感じです。
オオルリに会えなかったけど、このキビタキに何度も会えたので、それだけで満足かな(笑)
声を聞いても姿を見てもすごく癒される鳥です。
アオジ
森の中を歩いていると聞きなれない囀りが聞こえてきました。
なんだろう?って思いながらじっくり探してみるとアオジだった。
アオジは都内の平野部では冬に見られる鳥で、この時期にあまり見たことがなかったんです。
なので囀りもあまり聞いたことなかった。
登山中に知らず知らずのうちに聞いていたかもしれないけど、アオジだなんて思ってなかったなきっと(笑)
アオジもとても綺麗な声で囀るんですね。
この時期のアオジをあまり見たことないので、とても新鮮に観察できた。
緑の中にいるアオジもあまり見たことない。
いつも見るアオジは、枯れ草がバックになりがちなので(笑)
見慣れた鳥ではあるけれど、違う季節に見られるのも面白いですね!
ノジコ
続いてこの鳥です。
私は撮影している時はアオジだと思っていました。
でも、家に帰ってきてから、嫁さんがアオジに似ている鳥でノジコってのがいるみたいよって教えてくれてたので、写真をじっくり見てみたら撮ってた(笑)
知らず知らずのうちにライファーしてた。
アオジにすごく似ている鳥なんだけど、アオジが漂鳥なのに対し、ノジコは夏鳥。
なので夏にしか見られない鳥です。
白いアイリングがあるのと、お腹に縞模様が無いのが特徴。
アオジはお腹に縞模様があるのよね。
めちゃくちゃ遠くにいたのを撮ったので、ボヤッとした写真になっちゃったなぁ。
かろうじて目の周りの白い部分がわかる感じよね。
もっとじっくり探せばよかった〜(笑)
次にどこかの森に行く機会があったら探してみようっと。
キバシリ
この鳥はキバシリ。
その名の通り、結構な速さで木をよじ登っていきました。
あっという間にフレームから消えてった。。。
もうちょっとゆっくり撮らせてほしいなぁ。
この鳥を見たのは2度目で、1度目はまともな写真が撮れなかったので、キバシリってわかる写真が撮れてよかった(笑)
本州では比較的標高高めの森に生息てしている留鳥です。
ニュウナイスズメ
この鳥はニュウナイスズメ。
文字通りスズメの仲間だけど、ほっぺたに黒班が無いです。
そして色が明るめの茶色なのが特徴かな。
よく見かけるスズメと違い、ニュウナイスズメは森の中に生息しています。
この鳥もほとんど撮影したことなかったので、撮れて嬉しいんだけど、もうちょっと可愛く撮りたかったなぁ(笑)
ここの森にはいっぱいいると思うんだけど、会えたのは1回のみ。
次はしっかりと撮りたいと思う!
ヒガラ
キビタキを撮影していたら突然現れたのがこの鳥。
ヒガラの幼鳥です。
ピーピーと大きな声で鳴いて、親鳥にご飯をクレクレアピールしてた。
キビタキ撮ってる時に出てこられると、どっちを撮っていいかわからなくなるからやめていただきたい(笑)
ヒガラは山の中によくいるカラ類の仲間で、登山中とかにもよく見かけるんだけど、可愛いので出来ると撮りたくなる鳥。
幼鳥はとっても可愛いので、キビタキとどっち撮るか迷っちゃうよね〜。
ゴジュウカラ
こちらはゴジュウカラ。
山間の森林の中によくいる印象の鳥です。
うちの近所では見ることが出来ない鳥なので、この鳥も出会えると嬉しい鳥。
キバシリと同じように、木に垂直に留まって自由に動き回れる、強靭な爪を持っています。
ちょこちょこ動き回って上手く写真が撮れなかったので、証拠写真レベルになってしまったな(笑)
シジュウカラ
こちらはお馴染みのシジュウカラ。
うちの近所にもたくさんいるので、見なられた鳥です。
民家から森の中まで、幅広い地域に生息してます。
胸のネクタイ模様の太さでオスメスが判別できるんだけど、このシジュウカラは多分オスかな。
コゲラ
コゲラです。
この鳥も身近な鳥です。
うちの近所の公園にもたくさんいる身近なキツツキの仲間。
小さな体だけど、綺麗な丸の穴を木に開けちゃうのがすごいね。
抜けている場所でコンコンしてくれていたので、背景が良い感じにボケてくれました。
別に珍しい鳥ではないけど、森の中でキツツキが木を突く音を聞くと、とても癒されますね。
ホオジロ
ハルジオンに留まっていたホオジロ。
ホオジロも比較的いろんな場所で見られる鳥ですね。
花に留まっていると、写真が華やかな感じになって良いね。
小さな虫がブンブン飛んでいたんだけど、それをパクパク食べてました。
飛んでる虫を食べちゃうって、身体能力高いよね(笑)
ビンズイ
この鳥はビンズイ。
一切経山を登った時に山の上の方で出会いました。
森林限界を超えてる場所だったので木が低く、その木のてっぺんで囀っていたので写真は撮りやすかった。
でも、この時は廉価版の望遠レンズしかもっていなかったので、写真はややボヤっとしちゃってますけどね。
本当はホシガラスとかも狙っていたんだけど、ホシガラスには出会えずでした。
山の上でも鳥との出会いはあるので、本当は大きなレンズを持って登りたいんだけど、荷物が重くなっちゃうのよねぇ。
悩ましいところです(笑)
ウソ
この鳥はウソです。
一切経山の麓の方で出会いました。
逆光で鳥自体は黒く撮れていたんだけど、ライトルームで明るさを調整したら喉のピンクが出てきた。
撮ってる最中は黒く見えてたので、ウソだってわかってなかったんだけど、後からわかりました。
何の鳥かわからなくても撮っておくもんですね(笑)
この写真も廉価版レンズで撮ったものです。
ウソはピンクが綺麗で好きな鳥なので、もっと綺麗に撮りたかったなぁ。
モズ
この鳥はモズです。
一切経山登山中に出会いました。
ネットの情報だと標高の高い場所にいるモズは色が薄めと書いてあったんだけど、本当に薄めの色なのね。
なので最初モズって気づきませんでした(笑)
すごく遠くにいたのと、レンズが廉価版だったため、この写真も証拠写真レベルとなっています。
う~ん、今回はなんかボヤっと写真が多くなった気がするなぁ(笑)
今回の機材
今回の撮影はこちらの機材を使用しています。
登山時に使っているの望遠レンズはこれ。
軽量コンパクトで持ち運びがしやすいので登山にも持っていけるレンズ。
ただし、画質は100-400mmのレンズに比べると劣ります。
双眼鏡はビクセンのもを使っています。
軽量コンパクトでリーズナブル。
それでいて、結構見やすいので重宝している双眼鏡です。
裏磐梯は野鳥天国だった
以上、裏磐梯の旅で出会った野鳥でした。
山や森を歩いてるだけで、あちこちから鳥の声がして、たくさんの鳥が棲息していることはよくわかりました。
ただ時期的に木々の葉が生い茂っちゃって、探すのはとても難しくなっていましたけどね。
5月くらいが一番いいのかもしれませんね。
それでも美しいキビタキに何度も出会えたし、ノジコという初めて撮った鳥にも会えたので、全体的には満足。
とても楽しい旅となりました。
福島にはまた探鳥しに行きたいな!
野鳥撮影についてはこの本を参考にしています。
野鳥撮影の方法やマナーやルールなどが解説されていて、初心者におすすめの本です。