都内では桜が満開になり、すでに散り始めている木もあります。
今年は全体的に花が咲くのが早く、都内は春爛漫な雰囲気になりました。
そんな春爛漫な晴れた日に、神奈川県の東丹沢にある不動尻の方でハイキングをしてまいりました。
目的は満開になったミツマタの群生とミソサザイ。
不動尻には沢があって、そこにはミソサザイが棲息しています。
この時期になると、そのミソサザイが囀りとても賑やかになります。
ミツマタハイキングについてはこちら記事で詳しく書いているのでよかったら見てみて下さい。
ミソサザイが囀る可愛い姿も見ることが出来て、とても楽しいハイキングでした。
この記事では、ミソサザイの写真を紹介していきます。
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ミソサザイの写真
ミソサザイは、茶色くとても小さな鳥です。
大きさはスズメよりも小さいくらいかな。
山間の沢や渓流沿いなどに棲息している鳥です。
基本的には留鳥ですが、一部は冬季に平野部に移動して越冬する個体もいます。
都内(23区内)の公園では、冬に越冬に訪れる個体がたまにいるくらいかな。
でも特に珍しい鳥ではなく、低山でも山に行くと結構います。
茶色く小さい体で、さらにすばしっこく動き回るので、冬場見つけるのはなかなか難しい(笑)
でも春になると目立つ場所で囀ってくれるので、見つけやすくなります。
不動尻に到着すると早速ミソッチが囀ってくれました。
苔が生えいている岩の上で、思いきり口を開けて囀っています。
すごく小さな体なんだけど、その体に半比例してめちゃくちゃデカい声。
尾羽がピョンと立つのもミソサザイの特徴ですね。
色は地味だけど、顔はとても可愛らしいです。
苔のステージで思いきり歌う(笑)
俺の歌を聴け!!!って感じで。
岩上や枝の上など、意外と目立つ場所で囀ることが多いので、声が聞こえたらその方向をじっくり探し見ましょう。
ちなみに、さえずりはこちらのサイトで聞いてみてくださいね。
ミソサザイは、巣材に苔を使うので苔がいっぱい生えてる場所を好みます。
この時期になると、苔を毟って巣に持って帰る姿もチョイチョイ見る。
苔の濃い緑の上にると茶色いミソサザイも目立ちますね。
苔が良く似合う鳥ちゃんです。
今回ミツマタを見るという目的があったので不動尻に行きましたが、ミソサザイだけが目的だったら別の場所でもOKでした。
東京だったら高尾とか奥多摩方面にもたくさんいると思います。
見つけるために重要なのは声を覚えていくってことですかね。
あとは現地でいざ見つけようって思っても、小さくて茶色い体は最初は見つけづらいかも(笑)
囀りが聞こえたらまずその方向をじっくり見て、動いているものを探すといった感じですね。
最初は慣れが必要かもだけど、慣れると意外と見つけられるようになります。
警戒心が強いのかと思ったらそうでもなく、こちらが動かないでジッとして観察していると結構近くまで来てくれることがあります。
上の写真はかなり近くまで来てくれた時の写真。
野鳥撮影は追いかけるより、待った方が近くで写真が撮れることが多いですね。
1箇所でジッと待つのは苦手なんですけどね(笑)
ミソサザイみたいな小さな鳥でも、ここまで近くから撮影出来ると羽毛の質感がわかるくらいの写真が撮れます。
周囲を気にしながら、木や岩などをひょいひょいと移動していくミソサザイ。
かなり素早いので、撮影は翻弄されてばかりです(笑)
それがまた楽しかったりするんですけどね。
岩から飛び立とうとしているミソサザイ。
おちりが可愛いの~(笑)
残念ながら飛んでる姿は撮れなかったんだけどね。
その辺は、カメラマンの腕不足です。
これから繁殖シーズン。
5月くらいになったら、可愛い雛の姿も見ることが出来るのかな。
そういえばミソサザイの雛の姿は見たことないな。
見てみたいかも(笑)
今回の機材
今回の撮影はこちらの機材を使用しています。
双眼鏡はビクセンのもを使っています。
軽量コンパクトでリーズナブル。
それでいて、結構見やすいので重宝している双眼鏡です。
この時期の沢はミソサザイで大賑わい
以上、ミソサザイのレポートでした。
この時期の沢や渓流沿いは、パートナーを見つけようと必死に囀るミソサザイの声で賑わっています。
とても綺麗な声で聞いてて元気がもらえます。
姿もすごく可愛いので、是非見つけに行ってみてください!
野鳥撮影についてはこの本を参考にしています。
野鳥撮影の方法やマナーやルールなどが解説されていて、初心者におすすめの本です。