カワセミは空飛ぶ宝石とも称されるとても美しい色をした鳥です。
このカワセミがきっかけで野鳥撮影や野鳥観察の世界にハマる人も少なくないと思います。
私もカワセミがきっかけで野鳥撮影にハマりました(笑)
野鳥を見慣れてないない人や初心者さんからすると、カワセミって撮るのが難しい鳥だったりレアな鳥という印象があるかもしれません。
実際は東京都心の公園でも比較的簡単に見つけられるし撮影出来る鳥です。
今回の記事では私自身が今までカワセミを撮影してきた経験を元に、カワセミの見つけ方や撮り方のコツなどをまとめています。
初心者向きの内容となっていますので、カワセミをあまり見つけられなかったり今まで撮れたことがない方の参考になればと思います。
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カワセミの見つけ方
カワセミを撮影するにはまず見つける必要があります。
ということで探し方、見つけ方について解説します。
カワセミを見つけるのはカワセミが棲息している場所に行く必要があります。
カワセミが棲息しているのは、川や池、沼、湖などの水辺です。
小魚や小エビなどを獲って食べるため、それが住みついてる場所に行くといる可能性があります。
昔は清流に棲んでいるイメージがありましたが、今は都内の公園の池や川などにも生息していることが多いです。
なのでまずはそのような場所に行ってみましょう。
おすすめなのは東京であれば都立公園などの大きな公園で池のある場所。
カワセミが居そうな場所についたら、カワセミが留まりそうな場所をチェックしていきます。
カワセミは池にいる魚などを狙うので池のそばに留まることが多いです。
池の淵の大きめの石や杭、池のそばに植えてある樹木の枝などです。
カワセミが居ると水に飛び込んだりもしてくれるので、動きに注視して観察することも重要。
動いてくれると見つけやすいのでね。
あとは声を覚えておくのも結構大切です。
キーキーキーと言った感じの高音の鳴き声で自転車のブレーキ音にも似た音です。
ネットで検索するとカワセミの音声や動画などもあると思うのでそちらを参考に声も覚えておきましょう。
どうしても見つけられない場合は、都内の公園であればカワセミがいる場所にはカメラマンもいっぱいいます。
カメラマンを探せば見つけられる可能性があります。
他力本願ではありますが、慣れないうちはそれもありだと思います(笑)
またカワセミに生態や特徴などを覚えておくと見つけやすくなります。
カワセミの生態や特徴、生息地についてはこちらの記事でまとめているので合わせて読んでみてください。
カワセミ撮影のおすすめの季節は
カワセミは一部の地域を覗いて留鳥なので1年中見られる鳥ですが、1年の中でも撮りやすい季節やおすすめの季節はあります。
まずおすすめなのが春の繁殖期です。
カワセミの子育ての光景が見られるのはもちろんのこと、普段は縄張り意識が強くて1羽で行動しているカワセミが同じ場所で複数羽見られる季節。
カワセミが並んでいたり幼鳥同士でじゃれたり、親から子への給餌を見れたりと、いろんな光景を見ることが出来ます。
カワセミの数が増えているので見つけやすいのも良い点ですね。
後は冬ですね。
木の葉が落ちて夏よりも見つけやすくなります。
カワセミは杭や大きな石など、比較的見つけやすい場所にも留まってくれる鳥なので、他の小鳥に比べて夏場でも見つけやすい鳥です。
でも夏場の木に留まられてしまうよ意外と同化して見つけられなかったりもします。
冬だと葉っぱが無いので木に留まっていても見つけやすいので、夏よりも見つけられる確率は上がります。
見つけやすさで言うと冬から春がおすすめですが、夏は緑背景で撮れたり秋は紅葉やピラカンサなどを背景に撮れたりもします。
四季折々のいろんなシーンで撮影が楽しめる野鳥だと思います。
カワセミを撮影する際のカメラ設定
カワセミが見つけられるようになったらいよいよ撮影です。
撮影する時に迷うのがカメラ設定ですよね。
カワセミが留まっている場合であればオートモードでもきれいに撮れると思いますが、動いてる時なんかはシャッタースピード等の設定は重要になってきます。
この項目ではカワセミ撮影時の基本的な設定について解説していきます。
シャッタースピードは?
カワセミ撮影時のシャッタースピードはシーンによって変えます。
基本的には上記のような感じです。
私は留まっている時は絞り優先モードを使ってF値を最小にして撮っています。(シャッタースピードは自動)
飛翔を撮る場合はシャッタースピード優先モードにして1/2000秒に設定して撮りますが、それだと羽ばたきがややブレたりするので翼もしっかり止めて撮りたい場合は1/3200秒か1/4000秒に設定して撮っています。
翼がブレていると写真に躍動感は出るので、どういう写真にしたいかによってシャッタースピードを変えていくといった感じですね。
絞りとISO感度は?
絞りはシャッター速度を稼ぐために基本的に開放(F値最小)にしています。
ISO感度についてはAUTOに設定しています。
私のカメラだとデフォルトで6400が上限に設定してあるので、上限は6400のままにしています。
ISO感度が上がると写真は明るく撮れますがノイズが出てしまうので、出来るだけISO感度は低くなるようにシャッター速度を調整したほうが良いです。
シャッター速度を上げると写真が暗くなりますが、Lightroom Classicなどの画像編集ソフトを使って明るさを調整することが出来るので黒潰れしない程度であれば大丈夫です。
AF設定は?
AF(オートフォーカス)の設定は撮影する場面によって変えています。
ターゲットの設定は留まっている時は1点ターゲットを使用し、それ以外は9点のグループターゲットを使用しています。
私が使っている機種は古いので鳥認識AF機能が付いていません。
鳥認識AFが付いている機種であれば、それをONにすることでカワセミにピントが合いやすくなると思います。
最新の機種を使ってる場合はこれらの設定も変わってくると思うので、マニュアル等を見て調整してみてください。
動く鳥を撮る時はAF設定はとても重要ですよ。
また私はAF+MFという設定を使用しています。
これはAFでピント合わせた後に、フォーカスリングでもピントを調整できるという設定です。
ごちゃごちゃした場所に留まっていて枝などにピントを持っていかれる場合などに便利です。
親指AFを使ってみる
私は親指AFを採用しています。
デフォルト設定ではシャッターボタンを半押しでピントを合わせ全押しでシャッターを切るとなっていると思いますが、ピント合わせを親指で操作できる別のボタンに割り当てるというものです。
シャッターボタンでピント合わせも行うとシャッターボタンを押すたびにピント合わせが生じますが、親指AFを設定しておくことであらかじめピントを合わせておくことが出来ます。
これによって意図しないピントのずれなどを防ぐことが出来ます。
ただ親指でAFを行うという動作をするので最初は慣れが必要です。
連写設定は?
カワセミ撮影時の連写設定は以下がおすすめです。
留まっている状態の時は、私は単写をよく使います。
ただし留まっていても羽繕いをしたり、ぺリットを吐き出したり、おしっこをしたりと意外と動きはあるので、少し動きのある瞬間を捉えたい時は連写すると撮りやすいです。
カワセミはスピードが速いため、飛び出しや飛翔、飛び込みなどを撮影する際は、連写速度を上げて撮るのがおすすめ。
またカメラの機種によってはプロキャプチャーモード(使用するブランドによって呼び名が違うと思います)のような機能を使うのも有効です。
プロキャプチャーモードは、シャッターボタン半押しでバッファに仮記録が開始されて、全押しで本記録が始まる機能です。
これを使用することでシャッターを全押しした瞬間から遡った写真も記録されているという優れもの。
飛び出した瞬間にシャッターが遅れても飛び出した瞬間の写真も撮れている可能性が高いので、使用しているカメラにこの機能が付いている場合は是非使ってみてください。
カスタムボタンを使用しよう!
上記で紹介した設定を撮影時にいちいち設定するのは面倒です。
設定している最中にシャッターチャンスを逃すことも多々起きますよね。
カスタムボタンが設定できるカメラを使用している場合は、撮影シーン別にカスタムボタンを設定しておくとシャッターチャンスを逃しにくくなりますよ。
カスタムボタンはカメラの設定を記録させておくボタンで、私が使用しているカメラだとカメラ上部のダイヤルのC1、C2などで記録させておくことが出来ます。
私が実際に使っているカワセミ撮影の設定(参考)
上記で説明した内容を踏まえて、私が実際に使用しているカワセミ撮影時の設定について参考程度で紹介しておきます。
上記の設定は一例に過ぎません。
他の方のブログ記事やSNSなどを参考に私もいろいろ試していて、撮りやすい設定が他にもあったら今後の私の設定も変わるかもしれません。
その時はこの記事を更新していきたいと思います。
カワセミのきれいな写真を撮る撮影方法は
カメラの設定が終わったらいよいよ撮影です。
私がカワセミを撮影する時に気にしていることを紹介していきます。
カワセミの色をきれいに写真に写すには
カワセミはとてもきれいな青い色をしている鳥ですよね。
その青は構造色と言われる光の当たり方によって見え方がすごく変わるものなんです。
そのカワセミのきれいなブルーを鮮やかに出すには順光で撮ることが基本。
逆光で撮ると黒くシルエットのようになってしまうので要注意ですね。
晴天で光が強い時なんかは部分的に白飛びする場合もあるので、その時は露出補正を-0.3~-1.0くらいに調整して撮ってみてください。
白飛びしてしまうと画像編集ソフトでも調整が出来なくなってしまうので注意が必要です。
またカワセミは一度留まると、その場に長い時間留まってくれることも多い鳥。
ファインダーを覗きながらきれいな色が出る角度を探しながら撮るのもおすすめです。
見る角度を少し変えるだけでも見える色が変わるので、特にカワセミの背中の部分のブルーが鮮やかに見える位置を探してみてください。
背中や翼の青に気を取られがちになってしまいますが、お腹や足のオレンジもとても鮮やかで綺麗なのでお腹側を撮ってみましょう。
正面から見るカワセミはずんぐりしたフォルムに見えてとても可愛いですよ!
季節によって周りの色や背景も変わってくるのでその変化を楽しむのも面白いです。

新緑の中のカワセミを撮るとこんな感じに見えます。
緑とカワセミの青の相性ってなかなか良いですよね。
春は桜、秋は紅葉などのコラボを狙ってみるのもおすすめ。
カワセミ自体がとてもきれいな色をしている鳥なので単体でもとても華やかな写真になりますが、花や紅葉などを背景にするとさらに華やかな写真になります。
季節感も出るしいつもとは違った雰囲気の写真になるので、四季折々の撮影も楽しんでみてください。
カワセミの飛翔写真を撮るには
カワセミの魅力の一つに飛ぶ姿の美しさがあります。
その美しい飛翔を撮影したいと野鳥撮影を始めてハマっていく人も多いと思います。
留まっているカワセミの撮影はそんなに難しくないですが、カワセミが飛ぶスピードはとても速く飛翔撮影は一気に難度が上がります。
飛んでる最中のカワセミをファインダーで追うのはなかなか難しいですが、飛び方は直線的なので動きに慣れることが大事です。
いきなり最大望遠で追うとファイだーに捉えられないので、ちょっと引いた画角で初めて見ると撮りやすいですよ。
私は使ってないですが飛んでる鳥を追う時には照準器などを使ってみると追いやすくなるみたいです。
また飛翔中のカワセミを撮るよりも飛び出し狙ってみる方が難易度は下がります。
この写真は飛び出した瞬間に撮った写真ですが、しっかりと翼を広げた状態が撮れました。
親指AFであらかじめ留まっているカワセミにピントを合わせておいて、後は飛び出すのを待つのみ。
なかなか飛んでくれない場合など、カメラを構えて待つのは忍耐がいりますが比較的撮りやすいと思います。
カメラの機種によってはプロキャプチャーモード(使用するブランドによって呼び名が違うと思います)を使用すると飛び出しは格段に撮りやすくなります。
またカワセミの飛び込みを撮影する際には、カワセミが飛び込みそうな場所を開けて画角調整をして撮影すると、水に飛び込む瞬間が撮れる可能性があります。
カワセミが飛び込みそうな場所を予測するには、カワセミの動きをよく観察する必要があります。
観察してても予測を全然外す時もありますが、その予測しながら撮るのも楽しかったりします。
この写真は飛び込んだ後に、エビを咥えて出てくる瞬間です。
広めの画角で撮ってトリミングした写真ですが、最初はその方法で初めてみると撮りやすいと思います。
こちらもエビを咥えて出てくる瞬間。
シャッタースピードを1/3200秒にして撮ったものですが、水しぶきも相まって躍動感のある感じに撮れたかな。
繁殖期なんかは複数の幼鳥と親鳥が追いかけっこをしたりするので、複数のカワセミが飛んでる光景も撮れたりします。

野鳥撮影始めたばかりの初心者さんでも撮り方によっては撮れると思うのでチャレンジしてみてください。
幼鳥や給餌シーンの撮影は
カワセミは東京都内の公園でも1年中見られる鳥で繁殖もしています。
繁殖をしているということは幼鳥もいるということで、カワセミの子育ての光景も時期によっては見ることが出来ます。
カワセミの繁殖時期は3月~8月で、年に1~2回子育てをします。
うちの近くの川では5~6月くらいに1回目の幼鳥が巣立ちますね。
カワセミの幼鳥は成鳥に比べて色が褪せていて、お腹や足が黒っぽいのが特徴です。
嘴も短く全体的にずんぐりしていてとても可愛い。
巣立ってすぐの幼鳥はまだ自分で獲物を狩れないので親鳥を追いかけたりします。
そしてご飯をもらうのですがその姿がとても可愛い。
繁殖シーズンに見に行くとそんな可愛らしい光景も撮れるので、是非観察してみてください。
撮影機材について
カワセミ撮影に必要な機材としては、ミラーレス一眼か望遠撮影が出来るコンデジですね。
都市公園などで見られるカワセミは警戒心も低めでスマホでも撮れる距離にいる場合もありますが、画質面ではやっぱりカメラには劣ります。
必要な焦点距離としては35mm換算で800mmくらいはあると良いと思います。
都市公園の比較的近くで撮れるカワセミであれば600mmでも撮れたりもしますが、800mmくらいあった方が大きく撮れて良いんじゃないかな。
私は基本的に手持ち撮影で行っていますが、機材が重くて撮影時にブレちゃうとか動画を撮るなんて人は三脚もあった方が良いかもです。
連写するとカメラのバッテリーの減りも早いので、予備バッテリーも持っておきましょう。
あと高速連写をする人は、書き込み速度の速いSDカードを使用したほうが良いです。
書き込み速度の遅いSDカードを使用すると、書き込みに時間がかかって次の撮影がすぐに行えないということが起きます。
私が使用している主な撮影機材はこちらです。
古い機種ですが十分にカワセミ撮影が楽しめています。
双眼鏡はこちらを使用しています。
比較的軽量でコンパクトで持ち運びがしやすいです。
カメラと一緒に持ち歩いてもそんなに苦にならないので、野鳥撮影時にもおすすめの双眼鏡。
見やすさも良好で野鳥観察の良いサポートアイテムになると思います。
私と嫁さんが使っているカメラ関連についてはこちらのページでまとめています。
OM SYSTEMの最新機種「OM-1 MarkⅡ 100-400mmⅡ超望遠レンズキット」を借りる機会があったので使用した感想をこちらの記事にまとめました。
OM-1 MarkⅡがどんなカメラか気になる人は是非読んでみてください。
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野鳥撮影方法についてはこちらの本を参考に行っています。
野鳥撮影の基本や注意点などが書いてあってとても参考になりますよ。
私のブログに掲載している写真の多くはアドビの「Lightroom Classic」を使って明るさ修正やトリミング、RAW現像などを行っています。
「Lightroom Classic」はアドビのフォトプランを利用しています。
カワセミ撮影は初心者でも楽しめる
カワセミの撮り方のコツをまとめてみました。
都内の公園であれば見つけやすいし、留まっているカワセミを撮るのは比較的難易度は低めです。
探すコツさえつかめば、結構な確率で遭遇することが出来るので、野鳥撮影初心者の方も楽しめると思います。
飛翔は慣れが必要ですが撮り方によっては意外と撮れます。
プロの写真家のような写真は難しいかもしれませんが、初心者でもチャレンジは出来るし何度も撮影していれば次第に撮れるようになっていきます。
カワセミはとても美しい鳥なので写真がきれいになるのも魅力。
近場の公園でカワセミのいる場所を見つけて是非撮影をしてみてください。
撮影が楽しい身近な鳥の一つだと思います!
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