2024年7月に行った長野旅行で、高原の方にも行きました。
この時期の高原ではニッコウキスゲをはじめ様々な花が咲き、草原も鮮やかな緑に染まって景色が綺麗になります。
その草原では、草原性の野鳥ノビタキやホオアカなどが飛び交っていて、タイミングが合えば花と野鳥のコラボ写真も撮れたりします。
元々渡り鳥だったジョウビタキは、近年渡らない個体が増えてきて、長野の高原で繁殖を行ったりもしています。
夏の高原も可愛い野鳥に会えるので、探鳥が楽しい場所ですね。
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出会った野鳥の写真
今回撮影した野鳥は5種。
出会えた野鳥の種類は少なめですが、目的のノビタキやホオアカ、ジョウビタキに会えたので満足です。
写真的には遠くにいる個体が多く、小さくしか撮れなかった写真が多いですが、景色が綺麗なのでそれも踏まえて良しとします(笑)
高原の林にはカラ類もたくさんいるし、楽しい探鳥になりました。
ノビタキ
まずは一番の目的のノビタキ。
ノビタキは春ごろ日本にやってくる夏鳥で、体長が13cm程度のヒタキ科の鳥です。
オスの夏羽は、頭から顔、翼が真っ黒になります。
草原にいる鳥で、草につかまっていたり、杭や低木の枝、岩のてっぺんなどの比較的目立つ位置に留まっています。
結構わかりやすい位置に留まってくれて見つけやすいんだけど、広大な草原の中にいるので遠いことが多い(笑)
上の写真もかなり遠くから撮った写真なので、肝心のノビタキ君がボヤっとしてる。
こちらは遊歩道のロープを止めている鉄の杭に留まっているところ。
撮影しながら近づこうとしたけど、結構離れた位置でも飛んじゃいました。
警戒心が強い鳥なのかな。
こちらは柵に留まっているノビタキ君。
顔が黒いので、目を写すのが難しいですね。
ノビタキを綺麗にばっちり撮るの大変だ(笑)
こちらはノビタキの幼鳥ちゃん。
ホワホワの羽毛にガマ口が可愛い。
表情もまだあどけないですよね~。
夏は繁殖の時期なので、幼鳥に会える可能性も高いです。
ノビタキは低めの位置に留まっていることが多いので、草原を歩く際には辺りをよく観察してみてください。
杭や柵に可愛いノビタキが留まっているかもしれませんよ(笑)
ホオアカ
こちらの鳥はホオアカ。
ホオアカも草原性の鳥で、夏場は草原で繁殖します。
全国的には留鳥で、場所によっては漂鳥だそうです。
私は夏しか見たことないんだけど、冬場は平野部で見られるのかな。
ホオジロの仲間で、ほっぺが赤いのが特徴。
あと、よく見ると胸の辺りが、洋服の襟のように見えて可愛い(笑)
草原に行くと結構数はいるので、比較的見つけやすい鳥かな。
夏場は上の写真のように、木の枝の先などの目立つ位置で囀っています。
この時期、高原で杭や枝先を見て鳥が留まっていたら、ノビタキかホオアカの可能性が高いかも。
ノビタキと同じく夏の高原に行ったら撮りたい鳥です。
ジョウビタキ
この鳥はジョウビタキ。
当ブログでも冬場よく登場する鳥ちゃんです。
元来ジョウビタキは、冬鳥で秋くらいになると日本やって来て越冬する鳥でした。
でも近年、渡るのやめて長野の高原辺りで繁殖行う個体が増えてきました。
冬にしか見られなかった鳥が、夏も見られるのは嬉しいね。
上の写真は、オスのジョウビタキなんだけど、なんか知らんけど超ボサボサだった(笑)
入念な羽繕いをしていたのかな。
こちらはジョウビタキの幼鳥ちゃん。
ひと目見て幼鳥ってわかる顔してる(笑)
口にはまだ黄色い部分が残っているがま口だし、羽毛もモフモフ。
飛び方もまだ下手っぴでした(笑)
そして警戒心も低いので、意外と近くで撮らせてくれる。
幼鳥の可愛さはたまらんですね~。
まだ幼い幼鳥ですが、ジョウビタキの特徴である、尾羽をピロロロンって動かす動作はします。
それがまた可愛いの(笑)
ここ何年か、毎年のように夏の高原に行ってますが、ジョウビタキには毎回会えています。
場所も何か所かで見ているので、勢力拡大してるんだろうな。
そのうち、渡らない個体の方が多くなっちゃうかもね!
ゴジュウカラ
高原の林など木が生い茂っている場所にはカラ類もたくさんいます。
こちらの鳥はゴジュウカラ。
爪の力が強く、木の幹を自由自在に歩ける鳥。
動きが速いので、撮るのが難しかったぁ。
まともに写ったのはこの一枚だけでした。
白樺の木に付いている虫などをしきりに探して食べてた。
もうちょっと可愛らしく撮れたら良かったなぁ。
ヒガラ
こちらもカラ類のヒガラ。
とても小さな鳥で、体長は11cm程度。
カラ類の中では一番小さな鳥です。
カラ類はどの子も動きがちょこまかしてて撮りづらいんだけど、ヒガラも撮るのが大変。
動きに翻弄されまくりです(笑)
特徴は喉の当たりのスタイのような黒い模様と、緊張や警戒すると立つ冠羽。
今回の写真では冠羽は写ってないけど、冠羽が立っているとかっこいい鳥ちゃんだよ。
今回の撮影機材
今回の撮影はこちらの機材を使用しています。
双眼鏡はこちら使っています。
軽量コンパクトでリーズナブル。
それでいて、結構見やすいので重宝している双眼鏡です。
夏は高原で避暑と探鳥を楽しもう!
以上、夏の長野の高原での探鳥レポートでした。
夏の高原は気温も低く基本的に涼しいです。
日中は陽射しが強くてそれなりに暑く感じるかもだけど、平野部の酷暑に比べたら全然マシ(笑)
ノビタキやホオアカなどの普段見かけない可愛い鳥にも会えるので、探鳥も楽しいです。
今はジョウビタキにも会いやすくなったしね。
夏は高原に行って美しい景色を楽しみつつのんびり過ごしてみるのも良きですよ!
気温は高くなくても陽射しは強いし、日陰が少ないので日焼け対策は必須です。
うちはこの日焼け止めを使っています。
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野鳥撮影についてはこの本を参考にしています。
野鳥撮影の方法やマナーやルールなどが解説されていて、初心者におすすめの本です。