先日、長野県の八ヶ岳山麓を探鳥目的で散策してきました。
この時期の八ヶ岳山麓は、夏鳥がたくさん集まってきて、あちこちで囀りとても賑やかです。
緑が生い茂り探鳥自体は難しいのですが、声がたくさんしてくるので歩いているだけでもワクワクしてきます。
標高は2000mくらいで、気温も高くなく野鳥たちも快適に過ごせる場所。
夏は標高が高めの森を散策すると野鳥がたくさんいて楽しいですね!
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今回出会えた野鳥は以下の通り。
声は色々聞こえたけど、写真が撮れた種類は少なめ。
夏の探鳥はやっぱり難しいですね。
でもその中で、キクイタダキは初めて見て撮れたので、すごく嬉しかったです。
昨年出会って可愛かったサメビタキには会えなかったのは残念。
まずはルリビタキ。
ルリビタキは漂鳥で、関東の平野部では冬に見られる鳥です。
冬になると都内の公園にも現れ、カメラマンの被写体として人気のある鳥。
夏になると標高が高めの森の中に移動し繁殖をします。
八ヶ岳山麓も繁殖地になっていて、ルリビタキがたくさん生息していました。
森の中を歩いていると、あちこちから囀る声が聞こえてくる。
声が聞こえる方を双眼鏡を覗きながらじっくり見てみると、その姿を見つけることが出来ます。
ただ、遠くから見るとルリビタキの鮮やかな青は葉っぱと同化して見えるので、慣れないと見つけるのが難しいかも。
枝の先などの比較的わかりやすい場所に留まって囀ってくれるのはありがたいけどね。
上の写真は開けてる場所の木の上で囀っていたので見つけることが出来ました。
この写真はやや暗めの森の中にいたルリ太くん。
光の当たり方で青色が濃いめに出たりするので、そうするとさらに見つけづらくなります。
声を頼りにその周辺をくまなく探すと見つけられるかもしれないです。
夏の探鳥は根気が必要ですね(笑)
こちらはルリビタキのメス、ルリ子さんです。
すぐに飛び去ってしまったので、後ろ姿しか撮れなかった〜。
お目目ぱっちりの可愛いお顔も撮りたかったな。
この鳥はキクイタダキ。
日本国内に生息している鳥の中で最小の鳥の一種です。
全長は10cmで体重は5g程度。
とても小さな鳥です。
頭の上の黄色い部分が菊の花が貼り付いてるように見えることからこの名前が付いたそうです。
モヒカンチックに見えて可愛いのよね。
この鳥、前々から見てみたいと思っていた鳥で、やっと念願が叶って見ることが出来ました。
写真は水浴び直後のもので、体がボサボサ状態になっているんだけど、それがまた可愛い(笑)
この写真なんか、自慢の黄色いモヒカンが見えなくなってるし(笑)
動きがちょこまかしていて、写真を撮るのが難しかったけど、なんとか姿を捉えることができてよかったです。
次はノーマルな状態のキクイタダキも見てみたいな!
この鳥はメボソムシクイ。
この鳥もこの森にたくさん生息していました。
あちこちから声が聞こえたので。
ムシクイの種類って色々いるんですが、私には見た目での違いは判断がつかない(笑)
でも囀る声がメボソムシクイだったので、メボソで合ってると思う。
夏鳥で標高の高い針葉樹で繁殖をします。
暗い森の中で囀っていることが多いので、ルリビタキと同じように声を頼りにじっくり探すしかないです。
色も地味めなので、結構見つけずらかったりもする。
日中に撮った写真なんだけど、暗めに写ってしまったね。
森の中の撮影って難しい〜。
この鳥はウソ。
漂鳥で夏は標高の高い針葉樹で繁殖し、冬場は平地に移動します。
喉からほっぺたにかけて、綺麗なピンク色のすごく可愛い鳥。
なんですけどねぇ、オケツしか撮れなかった。
撮るチャンスはあったんだけど、焦ってシャッターが切れなかった。
腕が未熟だとシャッターチャンスも逃しちゃうね。
上の写真ではかろうじて、ピンク色が入ってるのがわかるかな(笑)
すごく綺麗な鳥なので、もうちょっとちゃんと撮りたかったなぁ。
まぁ証拠写真でも撮れてよかったな。
この鳥は、多分カヤクグリ。
逆光気味で撮ったので、鳥が暗めに写ったので、判別に自信がないです。
2300mくらいの山の山頂付近で見ました。
岩のてっぺんに留まって、元気に鳴いていた。
この鳥も漂鳥で、夏は標高の高い針葉樹で繁殖をします。
冬は平地にも下りてくる鳥。
茶色とグレーのとても地味な色をした鳥です。
標高が高めの場所に行くと普段見ることが出来ない鳥に色々会えて面白いね。
今回の撮影はこちらの機材を使用しています。
双眼鏡はこちら使っています。
軽量コンパクトでリーズナブル。
それでいて、結構見やすいので重宝している双眼鏡です。
以上、八ヶ岳山麓の探鳥レポートでした。
夏鳥の多くは標高高めの森に行って繁殖を行います。
なのでこの時期に野鳥観察を楽しもうと思ったら、標高が高い山の山麓などを散策すると楽しいです。
見つけられなくても普段聞かない鳥の声がたくさん聞こえるので、歩いてるだけでもワクワクしてきます。
夏は樹木の葉が生い茂り、鳥の姿を見つけるのは難しくなるので、鳥の囀りを覚えて行って声を頼りに探すようにすると、見つけられる確率が上がりますよ!
野鳥撮影についてはこの本を参考にしています。
野鳥撮影の方法やマナーやルールなどが解説されていて、初心者におすすめの本です。