
2025年5月中旬に長野へ1泊2日の旅に行ってきました。
旅の目的は主に探鳥で、軽井沢や霧ヶ峰などを周ってきました。
この時期の長野の山や森は鳥の囀りで溢れ、とても賑やか。
オオルリやキビタキなどの夏鳥に加え、ミソサザイも元気よく囀っていてとても楽しい探鳥となりました。
この記事では軽井沢の森を散策して出会った野鳥達を紹介していきます。
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今回撮影した野鳥と動物
今回出会った野鳥と動物は以下の5種。
一番の目的はオオルリ&キビタキの夏鳥とミソサザイの囀りを撮ることでした。
撮れた野鳥の種類は少なめですが、目的を達成出来たので満足かな。
コルリも元気よく囀っていたんだけど、見つけられなかったのが心残りではありますが(笑)
途中キツネが出てくるというビックリもあって面白かったです。
オオルリ

この鳥はオオルリ。
春ごろに日本やってくる代表的な夏鳥で、繁殖地に入る前に都内の公園にも立ち寄ったりもします。
近場の公園にも現れていたんだけど、タイミングが合わずまだ撮れていなかったんですよね。
長野の山や森は、オオルリの繁殖地になっているので、散策しているとあちこちで囀っています。
オオルリの特徴は、その名の通りで美しい瑠璃色(青色)です。
すごく濃い青色していて、ルリビタキやカワセミなどとはまた違った美しさがあります。

都内の公園で見る時は、かなり木の高い場所にいることが多くて、写真を撮ってもお腹ばかりが写る感じになるんだけど、ここでは比較的低めの場所にも来てくれるので写真も撮りやすかったです。

お気に入りのスポットがあるとそこに留まって囀ってくれるのも嬉しい。
オオルリは囀りがとても美しく、日本三鳴鳥の1つにも数えられています。
あとの2つはコマドリとウグイスね。
森の中でオオルリの聞こえてくると、ほんと癒しの空間になりますよ。

今季なかなか縁がなかったオオルリですが、この旅の最初に出会えたので幸先の良いスタートなりました。
青い鳥を見つけるとやっぱりテンション上がるなぁ(笑)

こちらは、たぶんなんだけどオオルリのメス。
ただキビタキのメスとよく似ているので、自信はありません(笑)
ネットで調べると、翼がキビタキのメスはオリーブ色でオオルリは茶褐色となっていのよね。
色的にはキビタキのメスかなぁって思っていたんだけど、嘴の形はオオルリっぽい。
オオルリは、嘴の先端が鉤状になっているという特徴があるそうで、この個体はよく見ると嘴の先端が鉤状になっているからオオルリのメスかなと。

胸のまだら模様なんかはキビタキのメスっぽいんだけどね。
どっちなんでしょうね(笑)
どっちかわからんけど、すごく可愛い顔をした鳥ちゃんでした。
キビタキ

オオルリ君が囀っている近くで、キビタキ君も元気に囀っていました。
キビタキも声が美しいので、オオルリと競い合ってるようにも聞こえた(笑)

キビタキはうちの近所の公園にも立ち寄ってくれる鳥なので、今季何回か見てはいました。
でもキビタキもなかなか木の上から下りてきてくれないので、小さくしか撮れていなかったんですよね。
ここではキビタキも比較的下の方に下りてきてくれるので、キビタキの写真も撮りやすかったです。

喉からお腹にかけての黄色と眉斑の黄色がすごく綺麗ですね。
きりっとした眉で、凛々しい顔立ちのキビタキ君だ(笑)

こちらは別の個体で、この森ではキビタキもたくさんいました。
ちょっと遠い位置にいたので、写真はぼんやりだけどキビタキの黄色は目立つ(笑)

キビタキもオオルリも囀りを頼りに探すと見つけやすくなります。
葉が生い茂って来て、葉が被って見づらくはなるけど、声というヒントは大きいよね。
この時期の探鳥はやっぱり楽しいです。
ミソサザイ

こちらの鳥は、今回の旅の目的の1つであったミソサザイです。
今季、ミソサザイの棲息地に何度かいって、写真は撮っているもののあまりバッチリ撮れていなかったんですよね。
ミソサザイの元気な囀りシーンも撮れてなかったので、この旅では何とか撮りたいと思っていました。
そして沢沿いを歩いていると、ミソサザイの元気な囀りが聞こえてくる。
囀っている時は、そこそこ近づいても逃げないので、結構近くで撮らせてもらいました。

今回は囀っているところも撮らせていただいた。
ミソサザイのトレードマークの尾羽が上がってないのは不満ですが(笑)
元気に囀っている顔はやっぱり可愛いなぁ。

この沢沿いにはミソサザイが何羽もいて、何か所かで写真を撮らせてもらいました。
コロッとしたボディが可愛いですよね(笑)

ミソサザイは夏鳥というわけではないので、1年中国内で見られる鳥です。
ただこの色ですからね。
秋冬は見つけづらいんです。
春夏は元気に囀ってくれるので、見つけやすくなるし写真も撮りやすくなります。

空に向かった大音量で囀るミソサザイ。
体長は11cm程度とすごく小さな体なんだけど、その声はかなり遠くからでも聞こえるくらい大きい。

あんな大声出して、喉が枯れないのかしらね(笑)
背景が新緑のグリーンになると、ミソサザイの地味な色も映えて良いですね。
ミソちゃんの綺麗な写真が撮れただけでもこの場所に行って良かった!
ソウシチョウ

この鳥はソウシチョウ。
うまく撮れなかったので証拠写真のみです。
すごくカラフルな小鳥で、元々は日本にいなかった鳥だそうです。
綺麗な鳥なのでバチっと撮りたかったんだけどダメでした~(笑)
綺麗な色ってのが、わかるくらいの写真にはなっているかな。
キツネ

最後は鳥ではなく野生動物。
キツネちゃんです。
ミソサザイを観察していたら、突如現れ私の真横を通り過ぎていきました。
人間を見ても走って逃げるわけでもなく、我関せずって感じで歩いていきました(笑)

まさかのキツネ登場に、こちらがビックリしてしまった(笑)
モフモフの尻尾が可愛かったなぁ。
長野の森、自然が豊かやな~。
今回の探鳥の動画
今回出会ったオオルリ、キビタキ、ミソサザイの囀り動画をまとめました。
手持ち撮影なのでかなり手振れが酷いですが、囀りの声を楽しむつもりで見ていただけたらと思います。
今回の撮影機材
今回の撮影はこちらの機材を使用しています。
双眼鏡はこちら使っています。
軽量コンパクトでリーズナブル。
それでいて、結構見やすいので重宝している双眼鏡です。
軽井沢の森はパラダイスです
以上、軽井沢の森での探鳥レポートでした。
目的であるミソサザイやオオルリ、キビタキなどの写真が撮れて大満足でした。
散策したのが3時間程度だったので、撮れた種類は少なめだったけど、野鳥自体はすごくたくさんいて楽しかった。
見つけるのが上手い人なら、もっといろいろ見られるかもしれないですね。
この時期の森は、鳥の囀りがあちこちから聞こえまくってくるので、森林浴もかねて歩いてみると楽しいですよ。
野鳥撮影についてはこの本を参考にしています。
野鳥撮影の方法やマナーやルールなどが解説されていて、初心者におすすめの本です。