2024年5月下旬に栃木県の日光で探鳥を楽しんできました。
日光はバーダーさんの中でも人気の高い探鳥地で、1年を通していろんな野鳥に出会うことが出来ます。
今の時期は南の方からやってきた夏鳥たちが、森のあちこちで囀りを響かせていました。
鳥の声に耳を傾けながら、湿原の中の木道を歩いたり、森の中をハイキングするのはすごく気持ちが良い。
そして近くで鳥の声が聞こえたら、足を止めて双眼鏡を覗くのも楽しいです。
日光で探鳥を楽しんだのは初めてでしたが、探鳥がしやすく楽しい場所でした。
この記事では日光で撮影した野鳥の写真を紹介していきます。
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出会った野鳥の写真
今回撮影した野鳥は以下の通り。
撮影出来たのは7種ですが、声もいろいろ聞きました。
今回、大本命はコマドリだったんだけど、コマドリは声のみだけでした。
コマドリに関しては、別の機会にまたチャレンジ出来たらいいな。
姿が見えなくも、いろんな声を聞きながら歩くだけで楽しいです。
ミソサザイ
まず紹介するのはミソサザイ。
今季、何度か棲息地に行ってるんだけど、なかなかバシッと撮れなかった鳥ちゃん。
日本の野鳥の中で最小種の一つで、体長は10.5cm。
苔むした沢や山で見られる鳥です。
色が地味で体も小さいし、動きもちょこまかとすばしっこいので、見つけるのが結構難しかったりします。
でもこの時期は囀るので、囀っている時は見つけやすい。
ちょいと目立った場所に留まって、口を大きく開けて囀るし、その声量が大きいのでいたらわかります(笑)
この日最初に見つけて撮ったのは上の写真。
バチっと撮れる!っと思ったら、絶妙な位置で枝が被る(笑)
他の場所からも声が聞こえてきたので、そちらのほうに行っておにぎりをモグモグしながら近くに来るのを待ってみる。
そして撮れたのが、こちらの写真。
一瞬だけだけど、近くに留まってくれました。
尾羽をピョコンと上げる姿は、ミソサザイの特徴の一つでもあります。
この尾羽が上がった姿が可愛いのよね~。
そして囀るところも撮りたかったので、粘ってみるものの撮れたのはこの写真のみ。
めちゃくちゃ多くで囀ってたから、小さくしか撮れんかった(笑)
でも、一瞬でも近くで撮れたから満足だ!
キビタキ
次はこちら。
キビタキです。
代表的な夏鳥の一つですね。
黄色がとても鮮やかな鳥ちゃんです。
キビタキも森のありこちで囀っていたんだけど、見つけるのは難しかった。
見つけても遠いのが多くて、写真を撮るのも難しかったです。
囀りがとても美しくて、その声を聞きながらハイキングするだけでもテンションが上がります。
上の写真は、結構離れた場所にいた個体だったんだけど、新緑の中にポツンと黄色い点が見えたので、珍しくすんなり見つけられました。
めちゃくちゃ美声で歌っていたよ(笑)
そしてこちらはそのオスの近くにいたメス。
ペアだったのかな。
そろそろ巣作りして、雛を育てるのかな~。
キビタキ雛ちゃんも見てみたいな。
コサメビタキ
こちらの鳥はコサメビタキ。
今季初撮影です。
春になると南の方からやってくる夏鳥の一種。
体長は13cmくらいの小型のヒタキ科の鳥です。
他のヒタキ科の鳥と違って、オスも地味目の色しています。
なので、私にはオスメスの区別がつかない(笑)
小柄でお目目がぱっちりしているので、顔はすごく可愛く見えます。
ズミの木に留まっているところ。
背景とあまり変わらない色なので、動かなかったら見つけづらいかも。
でも、ヒラヒラと特徴的な飛び方をするので、飛んでくれると比較的わかりやすいかな。
低い枝にも留まってくれるので、見つけられれば写真は意外と撮りやすいです。
とても可愛らしいので、出会えるとすごく嬉しい鳥ちゃんの一つ。
アカゲラ
こちらはキツツキの定番アカゲラです。
日光の森にもたくさんいました。
あっちでキョッキョッ、こっちでキョッキョッ言ってた。
そして耳を澄ましながら歩いていると、ココココココココって木を高速で突くドラミングの音も聞こえてくる。
このドラミングの音がすごく心地がよくて大好きです。
こちらはコサメビタキを撮っていたら、近くに木に来たアカゲラさん。
赤い帽子が無いのでメスですね。
コサメビタキとどっちを撮るか一瞬迷った(笑)
こちらは赤い帽子を被っているのでオスですね。
この個体は遠かったけど、比較的低い位置に留まっていたので見つけやすかったです。
どこの森にもいるキツツキで、珍しいわけじゃないんだけど、森の中でキツツキを見つけるとなんか嬉しい気分になるね。
森の中を歩く際は、木を突く音やキョッキョッという鳴き声に耳を澄ますと見つけやすいですよ!
アオジ
こちらの鳥はアオジ。
うちの近くでは冬になるとやってくる鳥です。
夏場は少し標高の場所に移動して繁殖をします。
うちの近くでは冬に来るので囀らないんですよね。
なのでアオジの囀りってあまり聞いたことが無いんです。
今回、聞きなれない囀りがするなぁっと思って、よーく探して見たらこのアオジ君でした。
アオジの囀りって結構可愛らしい声なんですね~。
木の上の方で囀っていて、新緑に紛れるので結構見つけづらかったです(笑)
新緑の中に入るアオジ、とても新鮮な感じがする。
ヒガラ
こちらは山を歩いているとよく見かけるヒガラ。
喉の辺りが黒いのと、緊張や警戒をすると冠羽が立つのが特徴。
今回は冠羽は立ってなかったな(笑)
体長が11cmととても小さな鳥です。
ちょこまか動き回るので、写真を撮るのが難しかった。
川の端っこで水浴びをするヒガラさん。
体をビショビショにさせながら水を浴びる姿は本当に可愛い(笑)
ビンズイ
最後に紹介するのはビンズイ。
セキレイの仲間で、うちの近くでは冬に見られる鳥です。
夏場は山の方で見られるのね。
めちゃくちゃ遠くの木のてっぺんで囀っていました。
背景が山なのが、なんか良きです(笑)
大きめにトリミングするとこんな感じね。
お腹の縞模様が綺麗な鳥ですね。
セキレイの仲間なので、歩く時に尾羽をピコピコさせる仕草も可愛らしいです。
今回の撮影機材
今回の撮影はこちらの機材を使用しています。
双眼鏡はこちら使っています。
軽量コンパクトでリーズナブル。
それでいて、結構見やすいので重宝している双眼鏡です。
日光は野鳥パラダイス!
以上、日光で撮れた野鳥写真でした。
声だけのものも含めると、多くの野鳥が生息しているのがよくわかりました。
コマドリやコルリに会えなかったのは残念だったけど、ミソサザイやコサメビタキに会えたのは嬉しかったな。
冬場よく見る鳥達のさえずりを聞いたり、違った雰囲気で写真が撮れるもの楽しいですね。
日光は東京からも比較的行きやすい場所で、おすすめの探鳥スポットです。
野鳥撮影についてはこの本を参考にしています。
野鳥撮影の方法やマナーやルールなどが解説されていて、初心者におすすめの本です。